沖原 秀政 院長
HIDEMASA OKIHARA
日本矯正歯科学会認定医ならではのスキルと充実の設備をいかした、一人ひとりに適したオーダーメイド治療の提供
広島大学歯学部卒業。東京医科歯科大学での研修を経て、同大附属病院の矯正歯科に在籍。10年あまりにわたって診療や研究、後進の指導にあたった後、2022年10月に「明大前駅」そばに開業。
沖原 秀政 院長
明大前おきはら矯正歯科
世田谷区/松原/明大前駅
- ●矯正歯科
お口の機能を維持するための「予防」に興味を持ち、矯正歯科を専門に研鑽を積む
歯科医師になろうと考えたのは高校生のとき、いよいよ進路を決めるという段階になってからでした。もともと手先が器用だったところもあり、細かい作業が好きでしたし、何か資格を持って働きたいと考えていたんですね。歯科医師はこの2つを両立させてくれる仕事だ、と思ったわけです。
両親が歯科医師というわけでもないですし、周囲に医療者がいたわけでもなかったので、大学に入るまでは、歯科というのは「削って・詰めて」といった治療をするのだろうと漠然と考えていました。実際に研修医の頃はむし歯を削って被せ物をするような治療に携わることもあったのですが、自分としては壊れてしまったものを治すより、壊れないようにする「予防」の方に重きをおきたいと考えるようになりました。そんな自分の考えにフィットしたのが、見た目や機能性を高める矯正歯科で、その奥深さにも興味をひかれて、この分野を専門にしようと決めました。
歯科用CT・セファロなどを用いた精密な検査・患者様のお悩みに適した「オーダーメイド治療」
広島大学を卒業した後は東京に戻り、東京医科歯科大学の矯正歯科に籍を置きました。大学では患者様の診療にあたるほか、研究に従事して学位を取ったり、学生たちの指導をしたりしていました。大学病院で担当する患者様は、難症例といわれるケースはもちろん、何らかのトラブルを抱えている方もいらっしゃいました。矯正治療がうまく進まない、想像していた治療後の歯並びと違うとお悩みの患者様などもいらっしゃいました。矯正治療は年単位の時間をかけて行うものであり、歯科医師と患者様双方の協力が欠かせません。そのため「矯正治療がうまく進まない」となった裏側には、きっと少なからず歯科医師と患者様のコミュニケーション不足があるのだと思います。私は患者様が大学病院に救いを求める前に「何かできないか」と考え、その解決策の一つとしてクリニックを開き地域医療に貢献するくことを決めました。
10数年在籍した大学を退き、ご縁があってこの町に『明大前おきはら矯正歯科』を開設したのは2022年10月でした。来院される患者様はお子さんと大人の方がちょうど半分ずつといったところでしょうか。同じ口の中の状態でも患者様の主訴によって、治療方針が異なる可能性があります。当院では、歯科用CTやセファロ(頭部X線規格写真)などを活用して適切な検査を行い、お一人お一人の患者様のお悩みの改善に適した治療計画を立案しています。子どもの患者様や保護者の方を含めて一人ひとりのお気持ちに寄り添い、みなさんが前向きな気持ちで治療に取り組めるようにと考えながら診療しておりますので、口元にコンプレックスなどがありましたらお気軽にご相談いただければと思います。
日本矯正歯科学会の認定医として心からご満足いただける診療をしたい
私は日本矯正歯科学会の認定医の資格を持っており、当院でも一般的なワイヤータイプの矯正装置をはじめ、装置を歯の裏側に付ける舌側矯正、取り外しのできるマウスピース型矯正装置などにも対応しています。歯科用CT・セファロ・3Dスキャナーなど今考えられるベストな設備を導入するとともに大学病院で培った技術や経験をいかして、それぞれのケースに適した治療を行える点が当院の強みだと思っています。
たとえば最近はマウスピース型矯正装置の認知度が高まり、マウスピースでの治療をご希望の方が多くいらっしゃるのですが、お口の状態によっては適応とならないケースも少なくありません。このような場合は検査によって得られたデータと患者様のご希望を踏まえて治療計画ご提案し、さらにメリットだけでなくデメリットについても十分にご理解いただいたうえで治療をスタートするようにしています。矯正治療はほとんどの場合で自由診療となり、患者様には治療費や通院時間などさまざまな面でご負担をおかけすることになります。そのため初診時は治療する・しないの結論をあえて出さず、「ゆっくり考えてください」とお話するようにしています。ですから患者様からも、矯正治療を始めてから「こんなはずではなかった」ということがないように、どんなことでも遠慮なくご質問いただきたいと思います。
乳児期のお子さんからご高齢の患者さんまで一人ひとりに適した治療を提案
大学病院で診療していた頃に70歳代の患者様を担当したことがあったように、矯正治療は歯を支える骨や組織がしっかりしていれば特に年齢制限はありません。とはいえ乳歯が永久歯に生えかわり、顎の成長が完了した大人の方では、どうしても治療の選択肢が限られてしまうものです。たとえば顎のサイズが小さくてうまく歯が並ばないのであれば、歯を抜いてスペースをつくる方法しかご提案できないのが現状です。
これに対して成長段階にあるお子さんの治療では、顎の成長を誘導することにより、歯を抜く必要がなくなり「治療の選択肢が増える」というメリットがあります。上顎と下顎のかみ合わせが逆になっている「反対咬合」の場合は早期の介入が必要ですが、噛み合わせによっては急を要さない場合もあります。お子さんの歯並びの「相談」に関しては、早くても問題ありません。保護者の方には、お子さんの学校健診などでチェックが入りましたら、まず一度ご相談いただき、半年~1年に一度のペースで定期的に見せていただきながら、お子さんの成長段階に適切なタイミングでに治療をスタートすることが可能です。小児期から矯正治療を始めた場合、確かに治療期間は長期に及びますが、小児矯正を行っている方のほうが、大人になってワイヤーの治療を始めるよりもワイヤーの装着期間は短くなります。ワイヤーの装着は、むし歯のリスクを高めるので短いに越したことはありません。ですから矯正歯科医である私としては、治療の選択肢を増やせる小児期にベースとなる上顎・下顎の成長誘導を行うことが理想的だと考えています。
これから受診される患者様へ
『明大前おきはら矯正歯科』は「明大前駅」から歩いて3分ほどの場所にあります。
歯がきれいに並ばずにでこぼこしている状態を叢生(そうせい)といいますが、歯並びの悪さが原因で命を落とすことはまずないと言っていいでしょう。自分の歯がでこぼこしているくらいでは気にならない、という方もいれば、何とかして治したいと治療を検討される方もいらして、こればかりは歯科医師の立場からどちらが正しいとは言えません。繰り返しになりますが、矯正治療には一定の費用や時間がかかりますので、患者様ご自身がご自分のお口に興味を持ち、主体的に取り組んでいただくことが大事になります。当院では、相手がお子さんであっても治療内容などについてきちんと説明して、お互いに協力しながら治療のゴールを目指しています。また、矯正装置が外れた後もメンテナンスのために定期的に通院していただきながら、生涯を通してお口の健康を見守っていきたいと考えています。お子さんの矯正治療をきっかけに保護者の方もご自分のお口に興味を持ち、ご自分の矯正治療をスタートする……。そんな家族ぐるみのお付き合いをさせていただけるのが理想です。ご自分のことでもご家族のことでも、お悩みやご不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。
※上記記事は2023年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
沖原 秀政 院長 MEMO
- 出身地:東京
- 趣味:映画鑑賞
- 好きな作家:伊坂幸太郎
- 好きな映画:『スワロウテイル』
- 好きな音楽やアーティスト:エレファントカシマシ
- 好きな場所:広い公園
- 好きな言葉・座右の銘:一期一会
沖原 秀政 院長から聞いた
『叢生』
歯がでこぼこに並んでいる理由はさまざま。原因に合わせてアプローチすることが大切
歯がきれいに並ばない原因は、顎のサイズが小さいか、歯が大きすぎるかのどちらかの理由が考えられます。子どもの患者さんで顎のサイズが小さい場合は、夜寝ている間に顎を広げる装置「可撤式拡大矯正装置」などをご提案できます。一方で、歯が大きすぎる場合は永久歯が生えそろうまで「経過観察」となることもあります。
小児矯正などを行ったのち、全体的に上下の噛み合わせを改善する矯正治療をご希望になる場合には、矯正装置を使って治療をすることになります。ただし、ワイヤータイプの装置を付けていると歯磨きがしにくく、治療中にむし歯になることも考えられます。そのため矯正治療を始めるにあたっては、治療中のさまざまな制限や負担についてよく理解し、強い決意のもとに取り組んでいただくことが大事です。
グラフで見る『沖原 秀政 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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