いしい外科
世田谷区/大原/新代田駅
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吉牟田 友惟 院長への独自インタビュー
“はいしゃさん”への憧れは、小さい頃から
小学生の頃に矯正歯科に通い始めました。自分の歯が動いていく様子に感動したのも確かですが、その先生がとにかくカッコよかったんですね(笑)。それまで虫歯の治療に通っていた典型的な歯医者さんとはまるで違っていました。内装はコンクリート打ちっぱなしの空間に間接照明。先生も白衣を着ずにビシッとスーツ。「こういう歯医者さんもあるんだ」と思ったことが直接のきっかけになったのです。ただ、最近になって思うのは、歯医者さんへの憧れは子供の頃からだったのかもしれないということ。舟崎靖子さんが書かれた『もりのはいしゃさん』という絵本があります。周囲に聞くと、丸暗記してしまうほど好きだったらしいのです。数ある“しょくぎょう”が描かれている中で“はいしゃさん”だけを暗記していたのは、何か惹かれるところがあったのでしょうし、矯正歯科の先生への憧れも、それが根底にあったからなのかもしれませんね。
大学卒業後は母校の歯科口腔外科で学び、その後は一般歯科治療とともに矯正治療を学べる環境を求め、多くの歯科医院に勤務してきました。その集大成として2022年春に『Dr.Cherry 歯科室』を開院したのです。
楽しく歯医者さんに通っていただくために
歯医者さんに対して「行きづらい」「怖い」「痛い」というイメージをお持ちの方はいまだ少なくないと思われます。私の友人にも怖がりさんが多く、聞いてみたのです、「何が怖いの?」と。すると、麻酔やタービンの音をあげる人も多かったのですが、最も多かったのが「入ったら真っ白だから」というものでした。「白」=「ザ・病院」という感じなのでしょう。
中野に「不純喫茶ドープ」というお店があります。なぜ“不純”かと言うと、お酒があるからなのですが、そこが本当に可愛いんです。昭和レトロというか、どこか懐かしい感じで。歯医者さんっぽくないものにしようとした時、まず脳裏に浮かんだのがこの喫茶店でした。さくらんぼをモチーフにネオンも入れて、ちょっと使い古した感じの床にしたのもそうですし、別空間であるトイレも遊び心いっぱい
のものにしました。この“らしくない”空間が、診療を助けてくれているように思います。
当院では、初診の方には1時間をかけてお話をしています。お掃除のこと、病気のこと、それから歯みがきについて、などなど。例えば、「歯周病って何か聞いたことありますか?」と伺うと、ほとんどの方は「聞いたことがない」とお答えになります。それを考えると、ちゃんと説明をされたことがないことも、歯医者さんを敬遠する1つの要因と言えるかもしれませんね。私がYouTubeに取り組んでいるのも、きっかけはなんでもいいので、歯医者さんに行って欲しいという願いを込めてのことです。こちらがちゃんと話せば、みなさん理解してくださる。自分のクリニックを開いて、一番実感したことですね。
先生がきちっとしてらっしゃる。スタッフさんも良い感じだし今までだって歯医者さんに行くの憂鬱だなっていう感じがあったんですけれども、そういうこともなく楽しく通えるかなって思います。