ヒグチデンタルクリニック
台東区/雷門/田原町駅
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三枝 遵子 院長への独自インタビュー
困っている方と直接向き合い助けたい。
「女は手に職を持ったほうが良い」 下町で中小企業を経営していた両親は、私をそんな風に育てました。あの時代、両親はご主人に先立たれた女性の有り様というものをつぶさに見てきたんだと思いますし、だからこそ、子供には資格を持つ職というものに就いてもらいたかったんでしょうね。
手に職といっても様々ですが、私は医療系の職に興味を持っていました。「人の役に立ちたい」という気持ちがあり、それが医療系の職に結びついていたんだと思います。中でも薬剤師という仕事に気持ちが傾いていました。ところが、私が高校生になった頃、治療に向かったかかりつけの歯医者さんの一言で全てが変わりました。「何になりたいの?」という話になったんですが、そこで、「だったら歯医者さんはどう?」と薦められたのです。先生曰く、「この仕事はね、困ってる人を目の前で助けてあげられる仕事なんだ。きみの気持ちにも合ってるんじゃないかな」と。
それを受けて私は、「困っている方と直接向き合って力になれたら」と考え、歯科医師を目指すようになったんです。
大学を卒業後、平成7年(1995年)に『樋口歯科』を開院しました。私は開業後もしばらく大学に残り、歯周病科で患者さんを診ていました。知識や技術はもちろんのこと、「大学のやり方」をそのままこちらに持ってきたことが現在に続く診療のベースとなっています。
長いもので、もう20年近くになります。患者さんの中には開業当時から続けていらっしゃっていただいてる方も少なくありません。皆さんの支えがあって励ましがあったからこそ、今の私があるような気がしますね。
インフォームド・コンセントの徹底に注力。
「大学と同じやり方」と言いましたが、それはインフォームド・コンセントの徹底に他なりません。患者さんが納得してから治療をスタートするというやり方は、自分のスタイルとして身に染み付いています。虫歯とは何か、歯周病とはこういうもの、だからあなたにはこういうリスクがある…etc。説明を徹底しておこなってきたことで、定期検診に来られている患者さんは非常に多いんです。患者さんのモチベーションが高く保たれているからこそ、私たちにとってみても実のある診療がおこなえているんだと思っています。
それから、この地区は歯医者さん同士の仲が非常に良いんですね。ですから、私は歯周病の専門ですけども、お互いが得手としている分野の知識を持ち寄っての情報交換が頻繁です。それこそ、「浅草ならでは」の傾向かもしれません。