中野 正博 院長
MASAHIRO NAKANO
予防・治療・メンテナンスを3本柱に積極的に口の健康づくりに取り組む。
東京歯科大学を卒業後、大学院で補綴学を専攻。大学院在学中に父を亡くし、その後すぐに浅草橋駅そばの父のクリニックを引き継ぐ。
中野 正博 院長
中野歯科クリニック
台東区/柳橋/浅草橋駅
- ●歯科
- ●矯正歯科
- ●歯科口腔外科
- ●小児歯科
父を亡くし、右も左もわからぬまま開業医に。
祖父と父。三代続けての歯科医師の家に生まれ、誰に言われることもなく自然とこの道を選んだというところです。祖父などは当時、技工も夜に家でおこなっていましたから、生活の中に普通に歯医者さんの道具がありました。小さい頃、見よう見まねで材料を使って遊んでいたことを憶えていますね。
東京歯科大学を卒業後、大学院で補綴学を専攻しました。これを選んだのは、まずその当時補綴が最も注目を浴びていた分野だということが1つ。それから、補綴は歯科における最終的な治療でありますから、その必要性を認識してのことでした。矯正やその他の技術については、大学院を出たあとにまた学び直したという形ですね。
私事ですが大学院に在学中に父を亡くしました。それゆえ、学位をとってすぐに父の跡を継ぐという形になったのです。今考えると、右も左もわからぬまま慌ただしい日々を過ごしたあの頃が一番大変だったかもしれないですね。
「予防・治療・メンテナンス」で虫歯も歯周病も予防。
まずは悪くしないのが一番です。虫歯にしない、歯周病にならない、歯をなくさない。予防というものをまずはやっていかなければなりません。そして、不幸にも悪くなってしまった場合にはその状況をどう改善していくかということに全力を注いでいきます。これが治療。治療を終えたらば今度は改善した口腔環境を維持し歯を残していくためにメンテナンスが必要となります。「予防・治療・メンテナンス」 どれか1つが欠けてもダメで、この3つ全てを並行しておこなっていくことが大切です。
予防とメンテナンスについては、患者さんにその重要性についてレクチャーしていく必要があります。とはいえ、その人その人に個性というものがありますから、頭ごなしに主張したところで理解をしてくださらなければ意味はありません。まずお話を伺い、その方の思いを聞いていくことが重要。そこから、その人を知り、出来ることから少しずつ取り組んでいただけるようにと考えています。
スタディグループに積極参加。治療の検証と更なる技術の更新を実行。
歯科医師は一旦開業してしまうと言わば一国一城の主であり、全てを自分の方法でおこなっていくことになります。しかし、自由に出来る半面、自分のやり方に固執してしまう可能性もあり、治療の検証も充分なものにならない面があることは否めません。
私はそれを念頭に置き、現在、『救歯会』というスタディグループと『浅草インプラント研究会(AOIS)』『遠見会』のメンバーを中心にしたコミュニティーを形成し、治療の検証と更なる技術の更新に努めています。やはり周囲に人がいれば様々な意見を聞けますし、何かあった時には方向転換をおこなうことも可能になります。1人で黙々と技術の研鑽に励む姿勢も必要ですが、みなの力を合わせていくことがひいては患者さんのメリットとなると考えています。 私を含め、日本において街の歯医者さんは"ほぼ全て"を診ることが求められます。だからこそ、多くの人と時間を共有して知識を高めていく必要があるわけです。そのせいか、私はよく器用貧乏と言われてしまうんですけどね(笑)。「浅く広く」ではなく、「出来る限り深く広い」歯科医院でありたいと考えています。
小児矯正が、その後の歯科治療をシンプルにする。
子どもの適切なかみ合わせをリードしていくことに力を入れてもいます。歯並びが良くなることは、まずもって精神面での効果があり、また、歯周病や虫歯になりにくい口腔環境を作ることにつながっていきます。加えて、歯並びが良くなることで、将来的に治療が必要となった場合、その方法がシンプルになものになるというメリットが考えられます。私は補綴の専門医ですが、補綴をおこなう際、咬合平面を整えるといった前処理に四苦八苦するわけです。例えば、倒れている歯を起こして、それからブリッジなりインプラントを入れていくということになれば時間が掛かってしまいますよね。あらかじめ歯並びが整っていればシンプルに治療をすることが可能となるのです。
永久歯となる前の段階でおこなうマウスピースによる矯正では、鼻呼吸を容易にする効果も考えられます。今のお子さんはお口で呼吸することが多く見受けられますからね。もちろん、大人になっても歯並びを良くすることには意味があります。審美的なものだけではなく、予防的な観点からも矯正を視野に入れておかれてみてはいかがでしょうか。
これから受診される患者さんへ。
結果として、最初におこなった処置により、その歯の行く末は決まってしまうところがあります。だからこそ我々には責任があるのですが、それを踏まえた上でご自分に合った歯科医院を選んでいただきたいですね。
まずは医院が清潔なこと。それから、納得のいくまでしっかりと説明をしてくれること。さらに、その後のフォローアップも含めて処置をおこなっているか、そうでないか。ポイントとして挙げさせていただくならば、そういった点ではないかと思われます。またそれに加え、専門医等の資格の有無も目安となるかもしれません。その資格を得るために相応の努力がいるわけですので、その点も視るべき部分ではあるでしょう。
これらは外からはわかりづらい部分であるかもしれません。ですが、今はホームページ等で様々な情報を得ることが出来る時代です。本当に自分の歯を見守り続けてくれるのか。しっかりと吟味していただき、自分に合った歯科医院をチョイスなさってみてください。
※上記記事は2014年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
中野 正博 院長 MEMO
- 生年月日:1956年1月1日
- 出身地:東京都
- 血液型:O型
- 趣味・特技:旅行
- 愛読書・本:オールジャンル
- 好きな映画:アクション
- 好きな言葉・座右の銘:"良い"加減
- 好きな音楽:ジャズ
- 好きな場所・観光地:オフになれる、ゆっくり出来るところ
グラフで見る『中野 正博 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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