福岡 博史 理事長
HIROSHI FUKUOKA
西洋医学と東洋医学・代替療法を駆使した、ココロとカラダに優しい「歯科統合医療」を提供。
東京歯科大学卒業後、父が茅場町駅そばに開業していた福岡歯科に勤務。外部の医療機関や大学院においても研鑽を積み。2001年より当院理事長に就任。
福岡 博史 理事長
福岡歯科 郵船ビル院
中央区/日本橋茅場町/茅場町駅
- ●歯科
4人兄妹の男子として父の跡を継ぐ。
父が『福岡歯科』を開設したのは、1949年。私が生まれる10年ほど前のことです。4人兄妹のなかで男子は自分だけだったものですから、父の跡を継ぐのは暗黙の了解と言いますか、ごく自然なことだと思って育ちました。ところが歯科医師を目指して東京歯科大学に学んでいた6年生の時、父が倒れてしまって。入院先の病室で、卒業後の進路を相談したりしていましたね(苦笑)。そうして福岡歯科の一員となり、分院の先生方から多くを学ばせていただくほか、外部の医療機関においても研鑽を積みました。また、医学部の研究室にて解剖学についての研究を重ねて、博士号も取得。2001年より福岡歯科の理事長として仕事をしています。
30年前から歯科統合医療を実践。診療の可能性を拡げる。
当院は、開業から65年あまり。初代である父はいち早く医療をサービス業と捉えて、患者さんのためにより良い歯科医療を実践することを目指しました。患者さんのことを第一に考えた歯科医療とはつまり、痛くない・怖くない快適な治療の実践であり、人と人のつながり・あたたかさが感じられる空間の提供であり、お口の中を通して全身を健康な状態へと導いて差しあげること。こうした考えのもとに当院では、30年ほど前から「歯科統合医療」を行っています。一般的な歯科診療はもちろんのこと、さまざまな可能性が広がる歯科統合医療を実践することで、患者さん一人ひとりにベストな治療をご提案したいと思っています。
患者さんのココロとカラダにやさしい「歯科統合医療」とは?
患者さんのお口のトラブルを全身の問題と捉え、さまざまなアプローチによってご自身がもつ自然治癒力を高めようとするのが、歯科統合医療の考え方です。現代医療の中心である西洋医学では力の及ばない部分を、東洋医学・代替療法などを用いて補完しようというわけですね。歯科統合医療には大きく2つのメリットがあり、その一つは、虫歯などの局所的な治療にとどまらず、東洋医学の考えのもとに全身の健康へとつなげられるという点。そしてもう一つは、歯科治療にありがちな痛い・怖いといった不快感を統合医療によるアプローチによって緩和できるという点です。ですから、治療のプロセスで漢方やサプリメント、ホメオパシーを処方したり、治療の前後に鍼灸・マッサージ・リフレクソロジーといった施術をプラスすることもありますね。
当院で25年以上の実績がある、インプラント治療を例にとってお話しましょう。たとえインプラント治療をご希望される患者さんであっても、O-リングテストなどで適合が難しいと判断すれば、入れ歯をお勧めすることもあります。また、金属アレルギーのある患者さんに対しては、ジルコニアのインプラントも使用します。O-リングテストなどと聞くと、その信ぴょう性を疑問に感じる方がいらっしゃるかも知れません。でも、アレルギーや化学物質過敏症の方、治療に麻酔を使いたくないといった患者さんのご希望にも個別に対応することができる。患者さんの選択肢や治療の可能性が広がる方法の一つであることは確かです。患者さんのココロとカラダにやさしい医療。それが、私たちの実践する歯科統合医療なのです。このような医療を求めていながら、まだ出会えていない方々のためにも、「歯科統合医療」という言葉を広めて行きたいですね。
「オーラル・エコロジー(口の中の環境管理)」を提唱。
自然医療を学んでいた時に環境問題についても勉強をして、ECO検定を受けたことがありました。そしてそのとき、地球の環境問題は口腔内の問題にとても似ているということに気がついたんです。たとえば地球上の大気汚染は、口呼吸によって細菌だらけの空気が体内に入り込んだり、タバコの有害物質で口の粘膜が汚染された状態。また、土壌汚染や地盤沈下は、歯周病菌によって歯を支える組織が侵される現象と同様だと考えられるのです。地球の生態系が生物多様性によって守られているように、口の中の生態系を保つ細菌の数は500種類以上。ところが、歯のブラッシングをはじめとした清掃状態が悪いと、虫歯菌や歯周病菌が増えて口腔内環境が悪化し、やがて全身の健康状態に支障をきたすようになります。地球と同じように、口の中は小宇宙。地球の環境問題と「オーラル・エコロジー(口の中の環境管理)」を対比してご説明し、その対策をご一緒に考えることで、皆様の健康づくりをお手伝いしたいと思っています。
これから受診される患者さんへ。
あるデータによると、口の中に何らかのトラブルを感じても、実際に歯科医院を訪れる方は20%にも満たないそうです。歯科治療を中断してしまったり、歯の痛みをガマンしている大多数の方々に、歯科治療へと目を向けていただくために。それにはやはり、歯科医療の「質の向上」が欠かせないのではないでしょうか。当院には、一般的な歯科診療を行う「福岡歯科 郵船ビル院」のほか、「統合医療研究所歯科室」、「鍼灸マッサージ院 RIM」があり、患者さんのあらゆるニーズに対応しています。東京メトロ日比谷線・東西線の茅場町駅から徒歩1分と通院にも非常に便利ですので、お口の中に気にかかることがあったり、より良い歯科医療をお探しの場合には、ぜひお気軽にご相談ください。
※上記記事は2014年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
福岡 博史 理事長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:エレキギター
- 愛読書・本:ヘルシー・エイジングに役立つ歯科統合医療(自著です)
- 好きな映画:(気楽に観られる)娯楽映画
- 好きな言葉・座右の銘:利他の心 愛は気なり
- 好きな音楽・アーティスト:高中正義
- 好きな場所・観光地:海
グラフで見る『福岡 博史 理事長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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