いしだデンタルクリニック

石田 貴義 院長への独自インタビュー

患者さんをサポートするべく、ただただ必死で歩んできた道

実家は、江戸時代から続く医師の家系でした。祖母は勲一等をいただくようなすごい方だったと聞いています。ただ、私には兄がいましたので、「お前は自由にしていいよ」ということで、当初は法律方面に進んでいたのです。ところが、その兄が別の道に行ってしまったことで、「これは僕が頑張るしかない」ということになり、30歳を目前にして医療の道を目指し始めたということなんですね。
大学を卒業した段階では、自分にこの仕事が向いているかどうか、皆目分からない状況でした。ですが、研修を終えて次の病院に勤務し始めると、周囲から「すごくセンスがある」と言われ始めたのです。私の感覚では、スポーツと似ているかもしれません。スポーツも、まず見よう見まねから始まりますよね。理由は定かではないのですが、一度見たらすぐに出来てしまうところが私にはありまして。それがキャリアを積む上では大きな支えになったように思います。
開院する前は、朝の9時から夕方の4時まで働き、その後、別の医院で4時から夜中の2時まで働くということをしていました。1日に換算すると、100人からの患者さんを診ていたことになるでしょうか。私は周囲の人に遅れて、歯医者さんとなりました。当然、焦りもありましたし、何より、自分の技術を磨かないことには患者さんに迷惑をおかけすることになりますから、ただただ必死でここまでやってきたのです。

「すべては患者さんのために」

「すべては患者さんのために」というコンセプトでこのクリニックを立ち上げました。土日祝日も含め、24時まで診療を受け付けているのは、そのコンセプトにのっとったものになります。都内では、祝日もされているところがあまり多くありません。お休みの日に「急に歯が痛んで困った」という方は少なくないと思われますし、そのためにと、GWもお正月もこちらでは診療をさせていただいています。現在は月曜日と木曜日を休診とさせていただいていますが、人員が整い次第、いつでも掛かれる、という体制にしていきたいと考えています。

ご存知のように、歯科には保険診療と自費診療とがあります。治療に選択肢がある場合には、それぞれの治療の詳細を説明させていただき、患者さんに選んでいただくようにしています。この辺りの方は総じて理解力が高いように感じますね。しっかりと説明をすると「なるほど。だからみんな選ぶのね」と、自費診療を選択される方が多いように思われます。
もちろん、何も保険診療が悪いというわけではありません。ただし、材料の面を含め、後々のことを考えると自費診療にメリットが大きいことは確かでしょう。こちらから押し付けるのではなく、メリット・デメリットをご説明した上で、患者さんが「良い」と思う方法を選んでいただけるようにしたいですね。

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