医療法人社団飛翔会 上用賀歯科

村元 聡史 院長への独自インタビュー

お子さんからご高齢の方まで、あらゆる方に気軽にご利用いただける場所へ

実家の隣には、歯科医師の先生がお住いでした。それに加え、小さい頃から通っていた医院の先生がほんとうに優しく、子供心にかっこよく見えたのも大きかったかもしれません。そちらには研修医になってからも勉強をしにおじゃまさせていただいたこともありました。その意味では、小さい頃からの憧れの職業に就いた、ということになるでしょうか。
大学卒業後は東京歯科大学千葉病院総合診療科に在籍したのち、3つのクリニックでの勤務を経験しました。大学に残るのも1つの道でしたが、私としては患者さんとの“近さ”を優先し、開業医の先生の元で修養を積むことを選択したのです。声かけをするタイミングやその姿勢については、それぞれのクリニックで学んだことは非常に大きかったように思いますね。
『上用賀歯科』は2019年6月に開院いたしました。それ以前に世田谷の住宅地にある歯科医院で勤務していたことがあり、そこでは小さいお子さんからご高齢の方まで、幅広い層の患者さんを拝見していました。そのスタイルを好ましく思っていましたから、同じような環境で医院を開きたいと願い、それが叶ったということなんですね。

5年、10年後の患者さんの口腔内を想像しての治療

患者さんにご納得いただけることを第一に考えています。歯科治療は、1つの方法だけが正しいというわけではありません。治療には様々なものがあり、それぞれにメリット・デメリットがありますので、それを余すところなくお伝えし、患者さんに選択していただけるようにしています。口腔内の写真をお見せしたり、説明用のシュミレーションソフトを用いるのは、その理解を進めていただくための一助となるでしょう。また、当院は完全個室となっています。これは小さなお子さんに一緒に診療室に入っていただくための配慮であるのと同時に、プライバシーを考慮した結果でもあります。誰しもが、医療者を目の前にしては緊張してしまうもの。抱える思いと希望をできるだけお話しいただけるよう、周囲の目が気にならない作りとしたのです。患者さんの心の障壁が溶け、気軽に話していただけるようになればと願っています。
私は患者さんの5年後、10年後の口腔内を想像し、提言をさせていただいています。今は問題がなくとも、将来的に起こりうるリスクについて患者さんにお話しすることは大切です。場所柄もそうだとは思うのですが、できることなら、ずっとお付き合いをさせていただきたいと願っていますので、良いことも悪いこともすべて包み隠さずお話をさせていただきたいと思っています。

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