ペンギン歯科
大田区/仲六郷/雑色駅
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※2019/08/28 火災により一時休診中
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田中 さゆり 院長への独自インタビュー
色濃く思い出の残る土地で、歯科医師として骨を埋めていきたい
音楽が好きでした。そのまま音楽の仕事に携われたらと思ってもいたのですが、家族と相談した結果、「歯医者さんがいいんじゃないか」となったんですね。時代の趨勢と言いましょうか、女性も手に職を、という流れがあったのでしょうね。
大学を卒業し、川崎で最初に開業したのは、もう30年以上前のことになります。川崎では18年間診療を続け、その後、栃木県の那須塩原に診療所を移転しました。家族がそろって引っ越したものですから、それについていったということなんですね。栃木では都合13年間、診療をおこなってきましたが、その間にあの震災を経験しました。実家は倒壊。復興に向けて皆が努力をする中、母が亡くなり、父もまた身体に問題が生じたために東京へと戻ることになり、私もこの2月にこちらで診療所を構えるということになりました。
実は、私の祖父はこの街で自転車のブレーキ工場を営んでいたことがありました。そうした意味では地縁もあって、この年になり、ようやく帰ってきたという形になるかもしれませんね。
患者さんからの感謝の言葉を胸に今日も
第一号の患者さんは、86歳の方でした。土地柄もあると思いますが、比較的ご高齢の方が多い感じかもしれませんね。
医院のマークは、ペンギンの親子をモチーフとしました。栃木時代から使っている私のオリジナルなのですけれど、ご高齢の方はもちろんのこと、小さなお子さん連れのお母さんもしっかり診ていきたいと思っています。
私が女医であることも1つの理由かと思いますが、栃木にいた頃は多くのお子さんを拝見していました。小さな子供は、男の先生には無意識に恐怖感を感じるものなのかもしれません。他所様で治療できなかったものが、ここに来てできるようになると、親子そろってお喜びになられたものでした。
年齢に関係なく、患者さんからの感謝の言葉が、日々の診療の励みになります。入れ歯がきちんと入って、お顔もガラッと変わって笑顔になる。医療に携わるものとして、患者さんからの「ありがとう」の一言が、何にも勝る活力になっています。