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安藤 修 院長

OSAMU ANDO

最高水準の歯周病治療と入れ歯治療の専門医院。お口から始まる健康の獲得がモットー

日本大学歯学部卒業。東京衛生病院に勤務後、1980年に『安藤歯科・安藤歯周病研究センター』を開設(東急目黒線・都営地下鉄三田線・東京メトロ南北線「武蔵小山駅」より徒歩10分)。2006年に出版された『裏づけのある歯周再生療法―原理・原則に基づいた臨床のために』は、歯周再生療法の教科書として高い評価を得ている。

安藤 修 院長

安藤 修 院長

安藤歯科・安藤歯周病研究センター

目黒区/目黒本町/武蔵小山駅

  • ●歯科

情報がない時代だからこそ身に付いた、情報を咀嚼するチカラ

安藤 修 院長

私をのぞけば、父も兄弟もみなサラリーマンでした。サラリーマンはどちからといえば、集団の中で組織で動くものですよね。時に相手の顔が見えないということもあるかと思うのですが、そうではなく、相手の顔が見える仕事をしたいと考え、この道を選択したということになります。
大学卒業後は、荻窪にある東京衛生病院に勤めました。こちらはアメリカのキリスト教団体が母体の病院で、患者さんの8割から9割は外国の方でした。私の前任はアメリカ人の先生でしたが、その診療内容を見ますと、大学で習ったこととは180度違うやり方でした。ですから、着任早々から絶えず勉強をしていかないとどうにもならない状況だったのです。
当時は今と違い、インターネットはもちろんありませんし、訳本もなければ、日本語の参考書もあってないようなものでした。ゆえに、海外から文献を取り寄せ、そこに書かれてるあることを自らの診療体系の中でどう評価し、結びつけていくことが求められたのです。
今は逆に情報過多ともいえる時代です。情報は確かに入りやすくなった。しかし、数多ある情報の中から,どれを選ぶかということが重要になってきます。そして、ただ情報を入れるだけではなく、現実の自分の治療に即して考えていかないと意味がないのです。
総合病院の中の歯科。それも外国の方が相手ということもあって、否応なくそのスキルを磨くことが出来たと感じています。そこで得たものを、これからの次代を担う若い先生に伝えていかなければならないと思っているところです。

総合的な歯周病治療をおこない、その啓蒙も大きな役割に

安藤 修 院長

当院は歯周病と入れ歯の治療専門医院です。当院の歯周病治療の特色は、多角的な検査・診断にあります。歯周病は総合治療になります。歯茎だけではなく、咬み合わせや顎関節の問題、あるいはその下の骨の問題などを様々な検査を通じて総合的に把握し、しっかりとした治療方針を立てていくことが大切なのです。「歯周病は治らないもの」と思われている方も多いかもしれませんが、決してそのようなことはありません。しっかりとした検査・診断をおこない、その人に必要な治療を施せば、ちゃんと治っていくものなのです。
歯周病が全身の病気につながるということは多くの方が知るところとなっていますが、それでもなお、お口の中は身体とは別と思われている方が少なくないように思われます。口腔内は臓器の一部であり、その健康を獲得・維持することは、肉体的、精神的な健康を獲得することにつながるのです。ヨーロッパのドクターの中には、医師の免許と歯科医師の免許の両方を持つダブルライセンスの所持者が多いことをご存知でしょうか。これなどは、お口が全身のうちの1つであるということの意識が備わっていることを表しているように思います。
一昔前に比べれば、この国においても意識の向上が見られるようになってきました。お口の健康の重要性をより広く、社会に向けて発信していくことも私たちに課せられた義務だと考えています。

歯周病治療は患者さんとの共同作業

安藤 修 院長

歯周病治療は総合的な治療となりますから、自然、治療期間は長くなります。「数回で終わる」と思って来られる方も中にはいらっしゃいますが、その多くは年単位の治療ということになるのです。となれば、治療についてよくよく患者さん自身が理解していただくことが大切になります。当院では1つひとつのことを丁寧にしっかり説明し、その上で治療を選択していただくことをおこなっています。
歯周病の治療は、糖尿病等、生活習慣病の治療と同じと言えるかもしれません。医師が一方的に治療をすれば治るというものではありませんから、共同して事に当たるという意識を持っていただくことが大切で、その点を理解していただくことに注力しています。

歯を失った場合の選択肢としての義歯(入れ歯)の有用性

入れ歯に対する不満は、「落ちる」「噛めない」「痛い」の主に3つとなります。しかし、ちゃんとしたステップを踏んで作った入れ歯であれば、そうした不満はまず解消出来るのです。当院で入れ歯を作れた方のほとんどは、最初の1ヶ月で4、5キロ太られます。これはもう、食べることに不自由しないからなんですね。中には10キロ近く太ってしまい、「先生、どうしてくれるの!」と言われることもあるくらいなのです(笑)。
私は歯を失った場合の選択肢として、インプラントの必要性を感じておりません。健常な方ならインプラントは有効な選択肢かもしれませんが、超高齢化社会となった今、インプラント治療後のケアが大きな問題になっています。インプラントはケアを厳密にしていなければインプラント周囲炎という病気が発症しやすいものなのですが、認知症や脳血管障害を患われた方が、厳密なケアをおこなえるかというと、これは大いに疑問が残るところです。また、実際にインプラント周囲炎を発症しますと、今度は外科手術が必要になりますが、それにしましても、ご高齢で基礎疾患を多くお持ちの方に可能かどうかという問題が起こってきます。
入れ歯であれば,そのような問題はありません。さらに入れ歯はインプラントと違い、前歯をもう少し前に出す、奥に引っ込めるといったことがおこなえます。そうした工夫を施すことで、お口周りのしわを少なくするといった美容的効果も望めるのです。
様々な要素を考えても、入れ歯の価値はもっと見直されるべきと思いますし、今後はその重要性がより浸透していくのではないかと思っています。

これから受診される患者さんへ

自分の健康は自分で獲得するという意識が大切です。治療の終了は始まりのサインでもあります。口腔ケアをしっかりおこなってもらい、痛さが有る無しに関係なく、定期的に検診を受けていただくことが大切になります。検診で仮に異常が見つかっても、早期に治療をおこなえば、大掛かりなことをする必要なくなるのです。
自身の健康は自分が守る。その意識が大切で、我々は皆さんの努力を補助していく役割を担っています。出来ることをしっかりやり、最後まで元気で楽しく、そして美味しく人生を過ごしていただけたらと思います。

※上記記事は2018年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

安藤 修 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:音楽鑑賞
  • よく手にとる本:医療関連の専門書
  • 座右の銘:「望み満つれば老いることなし」
  • 好きな音楽:ハワイアン
  • 好きな観光地:函館

グラフで見る『安藤 修 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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