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上原 輝映 院長

TERUEI UEHARA

幅広い層の患者さんのニーズに応える、地域の歯医者さんとして

日本大学歯学部 卒業。同大学付属歯科病院歯内療法科に在籍。2018年より『品川御殿山クレイン歯科』院長に就任(「JR品川駅」高輪口より徒歩12分、「JR五反田駅」東口より徒歩12分、「JR大崎駅」南改札口より徒歩10分、京浜急行「北品川駅」より徒歩8分)。

上原 輝映 院長

上原 輝映 院長

品川御殿山クレイン歯科

品川区/北品川/品川駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●訪問歯科診療

歯科医師を志した原点と、歯内療法への歩み

上原 輝映 院長

小さな頃から救急箱などに触るのがすごく好きで(笑)、何の疑問もなく、「医療系に進むもの」と思っていたところがあります。実際に学び始めてからも、自分にはこの仕事が合っていると実感しました。特に、細かな作業や形へのこだわりが強い性格なので、歯科治療の中でも精密さが求められる分野には、自然と惹かれるものがあったのです。
大学卒業後は、歯内療法科(根管治療)を専攻しました。実は研修医時代は、根管治療が苦手意識のある分野でした。しかし、恩師から「根管治療は、人を診る治療だよ」と教えられたことをきっかけに、「苦手だからこそ挑戦したい」という気持ちが湧いたのです。歯内療法に取り組む中で、少しずつ治療の本質や重要性が見えてくるようになりました。歯の内部という目に見えにくい部分を扱う治療ではありますが、やればやるほどその奥深さと大切さを実感しています。今でも決して「極めた」とは言えませんが、一つひとつの症例に丁寧に向き合い、患者さんの歯を長く守るための治療を続けています。
自分が目指す医療は、一人ひとりの患者さんに責任を持ってしっかり対応すること。その思いから、ひとつの場所で腰を据えて診療に取り組みたいと考えていました。現在のクリニックと出会えたのは、まさにご縁だと思っています。当方人の理事長である鶴田先生は口腔外科出身で、インプラント治療にも精通された先生です。私自身、歯内療法を中心に経験を積んできましたが、未知の技術も積極的に学びながら、より総合的な視点で患者さんに貢献できるよう努めています。

地域の暮らしに寄り添う、長期的な健康を見据えた歯科医療を

上原 輝映 院長

当院には、働き盛りのビジネスパーソンをはじめ、地域にお住まいのファミリーやご高齢の方々など、幅広い層の患者さんにご来院いただいています。特に土曜日は、近隣にお住まいの方々が多く、週末の空いた時間を利用して定期的に通ってくださっています。こうした患者さんのライフスタイルに寄り添った診療体制を整えることで、無理なく継続できる環境づくりを意識しています。
診療においては、ただ痛みを取るだけの一時的な処置ではなく、再治療の必要がないような、長期的な安定を見据えた治療方針を重視しています。自分がされたい治療を患者さんにも提供するという視点で、「これは自分だったら受けたくないな」と感じるような処置や、無理な治療計画は決して行いません。ひとつひとつの処置を丁寧に行い、口腔内全体の健康を見据えて長く安心して通っていただけるよう努めています。
患者さんとの信頼関係も、診療の大切な柱です。必要な情報はしっかりお伝えしながらも、過度に不安を煽らず、明るい雰囲気でお迎えするように心がけています。治療そのものへの不安だけでなく、ちょっとした疑問や不明点も気軽にご相談ください。

専門性を活かしながら、より精度高く、最適な治療を

上原 輝映 院長

私の専門は歯内療法、いわゆる根管治療です。むし歯が神経に達した場合、根の中を清掃・消毒して再感染を防ぐ治療が必要となりますが、これは見た目以上に繊細で緻密な作業です。肉眼では見えない部分を的確に把握するために、通常の拡大鏡に加えて、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)も活用しています。治療精度が上がれば、再発のリスクも抑えられ、結果として患者さんの負担を減らすことができます。
根管治療を含む「保存科」は、修復・歯内・歯周という三分野で構成されますが、当院ではこのすべてに対応しています。それぞれの分野は密接に関わっており、たとえば根管治療の成功のためには歯周組織の安定も不可欠です。診療においては、単一の処置に偏らず、全体のバランスを整えることを常に意識しています。
加えて、従来の治療法に加えて新しい技術や材料についても積極的に取り入れています。たとえばヒューマンブリッジです。こちらは従来のブリッジのように両隣の歯を大きく削る必要がなく、リング状の構造によって最小限の切削で固定することが可能なブリッジです。インプラントや入れ歯を避けたい方にとって、新たな選択肢として好評をいただいています。審美性を求める前歯部では、ジルコニアなど他の素材との併用も検討しながら、患者さんのご要望と医学的判断の両面から最適な方法を提案しています

チーム医療で支える安心の診療体制

私たちは、治療の質だけでなく、診療を受ける「体験」そのものにも配慮しています。その一つが、トリートメントコーディネーター(TC)の導入です。TCは、患者さんとドクター・歯科衛生士の間に立って、治療方針の確認や不安のヒアリングなどを行う橋渡し役です。私たちが直接うかがいにくい患者さんの本音や希望を、TCが丁寧に引き出してくれることで、より納得感のある治療が可能になります。導入当初は、説明はすべて自分たちで行うべきという思いもありましたが、他院での成功例や勉強会を通じて、「伝えること」と「伝わること」の違いに気づかされました。今ではTCの存在が、患者さんの理解と満足度を高める上で欠かせない要素となっています。
衛生士による歯周基本治療やセルフケア指導にも力を入れています。定期的なメンテナンスは、口腔内の健康を維持する上でとても大切ですし、患者さん自身が自分の状態を把握することにもつながります。スタッフ一人ひとりが高い意識を持って取り組むことで、診療全体の質も引き上がると考えています。

これから受診される患者さんへ

歯のことで悩まれたときは、まずは一度ご相談いただければと思います。他院で抜歯を勧められたとしても、保存できる可能性があるかもしれません。当院では保存治療に力を入れており、できる限りご自身の歯を活かす方向での治療を提案しています。もちろん、どうしても抜歯が必要な場合もありますが、その判断には慎重を期し、納得のいく説明と選択肢の提示を心がけています。
静かで落ち着いた環境の中で、一人ひとりに向き合った診療ができると感じています。常に知識や技術の研鑽を重ね、より良い治療を提供できるよう努力してまいります。矯正治療やインプラント、審美歯科を含め、今後も幅広い選択肢を通じて、患者さんの生活がより快適になるようお手伝いできれば幸いです。お気軽に、何でもご相談ください。

※上記記事は2025年6月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

上原 輝映 院長 MEMO

  • 出身地:茨城県
  • 出身大学:日本大学歯学部
  • 趣味:散歩
  • 好きな場所:御茶ノ水
  • 座右の銘:「盛時には驕らず 衰時には怠らず」

上原 輝映 院長から聞いた
『歯牙移植』

自分の歯を使って歯を補う選択肢

歯牙移植とは、たとえばむし歯などで歯を失った部分に、親知らずなどの不要な歯を移植して補う治療法です。インプラントや入れ歯と異なり、「自分の歯」を再利用できる点が大きな特徴であり、体にとって異物ではないため、親和性も高いというメリットがあります。
移植に適した歯は、根の形や大きさが受け皿(欠損部の骨)と合っている必要があります。一般的には、上顎の親知らずを下顎に移す、あるいは下の奥歯を前に移すケースが多く見られます。最近では、事前にCTで歯の形を確認し、模型を作って適合を確かめる方法もあり、これにより精度を高めた移植が可能になります(この方法は保険外となります)。
成功率は非常に高く、ほぼ100%に近い実績があるとされていますが、重要なのは「歯根膜」という歯の周囲にある組織をできる限り傷つけずに移植することです。この膜がきちんと残っていることで、移植後の歯が骨としっかり結びつき、機能を果たすようになります。そのため、移植は短時間で適切に行う必要があり、繰り返しの試行は避けたいところです。
意外と知られていない選択肢ですが、ご提案すると多くの患者さんが関心を持ち、実際に移植を選ばれることも多いです。今まで使っていなかった親知らずが新たに機能することへの驚きや、「自分の歯を活かせる」という実感に、喜ばれる方も少なくありません。
もちろん、自分の歯である以上、移植後もむし歯になるリスクはゼロではありません。一方で、インプラントはむし歯にはなりませんが、周囲の炎症(インプラント周囲炎)などのリスクも存在します。それぞれに利点・課題はあり、患者さんごとに最適な選択を見極めることが大切です。歯牙移植は、あくまでその中の一つの、しかし非常に有効な選択肢として、今後も大切にしていきたいと考えています。

グラフで見る『上原 輝映 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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