上谷 俊之 院長
TOSHIYUKI UETANI
西永福で開業してはや四半世紀。当たり前のことを当たり前にできる歯医者でありたい
日本歯科大学卒業。開業医にて研鑽を積んだのち、1999年に『うえたに歯科医院』を開業。2008年に現在地へと移転(京王井の頭線「西永福駅」より徒歩1分)。
上谷 俊之 院長
うえたに歯科医院
杉並区/永福/西永福駅
- ●歯科
- ●小児歯科
- ●歯科口腔外科
フランクになんでも話してもらえるように
医療系の家系に生まれました。元をたどれば、江戸時代から明治時代へと移る際に活躍した医師の松本良順にまで遡ります。牛乳を飲むことや海水浴を推奨したりと、「日本はじめて物語」のような人で、少し前の医療ドラマにも出ていましたね。そうした家系に育ち、実際、父も祖父も歯科医師でした。正直なところ、「そうなるだろう」という流れに乗って歯科医師を目指すようになったわけで、当初は高い志を持って歯学部に入ったわけではないのです。
しかし、実際に入ってみると、「これは天職だ」と思いはじめました。手先が器用なことは昔からで、それも生かせるし、患者さんとお話をするのも楽しい。当院では患者さんの笑い声が絶えません。そうして話していく中で、患者さんの「そういえば、先生」という、あと一言が引き出せるようにと思っています。白衣症候群に象徴されるように、先生を前にすると言いたいことが言えなくなってしまう患者さんも少なくありません。例えば「痛くないんだけど、ここの汚れがちょっと気になる」。その声が聞ければ、ささっときれいにすることもできます。気になっていることを聞き出していく。そのためには「話す」ということが大事だと思いますし、フランクに話していただける雰囲気づくりも大切と思うのです。
『うえたに歯科医院』は1999年に開院し、2008年に現在の場所へと移ってきました。以前の場所は通りを隔ててすぐの場所ですが、いかんせん、2階だったのです。階段がないおかげで、ご高齢の方も来やすくなりましたし、車椅子の方も容易に中に入ってこられます。当時の患者さんの後押しもあって移転を決めたのですが、1階に移れて本当に良かったですね。
お口の健康から全身の健康につなげていく
患者さんの「痛い」「困った」を除いてあげることが第一です。痛そうな顔、怖そうな顔をして来院された方を笑顔で帰すということが最も重要で、最優先に考えなければならないことになります。
それに付随して、口腔内の健康をより良くしていくのが歯科医師の務めでもあります。痛いところ、困ったことを除いた後で、一口腔単位で他に問題はないのか、あるとすればどういう方法が考えられるのかをわかりやすくお伝えし、患者さんに選択いただくのです。
お口からすべては始まっていきます。食べることも、話すこともお口のことですし、また、全身の疾患とお口の疾患に強い関連性があることも近年、明らかになってきています。健康の入り口としてのお口を、患者さんと一緒に守っていきたいですね。
歯科治療で最も大事なことは、見えること
正確な診断を得られるよう、デジタルマイクロスコープやCTスキャン、口腔内スキャナーなどを導入しています。また、より精密な治療がおこなえるよう、アナログのマイクロスコープも取り入れました。
治療においては、見ることが一番です。見えなかったら何も始まりません。見て、判断をし、治療をするわけで、当院では歯科衛生士も拡大鏡を使用しています。CTを取り入れたのも同様の理由です。長く使われてきたレントゲンは二次元でしかなく、三次元で見ることのできるCTは診査・診断においてとても有効なツールと言えるでしょう。
また、当院では位相差顕微鏡を置いていますが、これは力を入れている歯周病治療に役立つものです。歯周病菌が見えることで、適切な治療を選ぶことができるんですね。虫歯も同様ですが、原因である菌を徹底的に除去していくことが重要です。最近は削る量を最小限にとどめるという考え方が流行していますが、感染の機会を与えてしまう菌、もしくは感染歯質を必要充分な量取り除いていくことが大切なのです。当然、抜かなければ他の歯に悪影響をもたらす歯も、勇気を持って抜くことも必要になります。その必要性を患者さんにご納得いただけるようしっかり説明することも、歯科医師の重要な役割なのです。
当たり前のことを当たり前にできる歯医者でありたい
「見たい」ということがすべてにつながっているのでしょう。歯を削るのでも、裸眼で削るのと、拡大鏡で削るのと、マイクロスコープで削るのではクォリティが違ってきます。まず私自身が納得することが重要で、納得できないものを患者さんに提供しようとは思いません。
器具の滅菌もしかりです。ずっと昔、長崎は天草で開業医をされている著名な先生の講習を受けたことがあります。その時、先生は「滅菌は愛だ」と仰ったのです。滅菌は、やればやるほど費用がかかることになります。同じ料金をいただくのに費用のかかることをするのは、これはもう「愛でしかない」ということなんですね。出来るだけディスポーザブルにするのも、グローブを患者さんごとに取り替えるのも、滅菌を徹底するのも、必要だからするのであって、当たり前のことです。当たり前のことを当たり前にできる、そんな歯医者さんでありたいと思っています。
これから受診される患者さんへ
どうぞ定期検診をお受けください。問題を小さなうちに発見できることで、治療もすぐに終わります。問題を放っておくと、それだけ治療の時間も費用も失われていくことになりますし、10年後、20年後に大きな差が生じることになります。そして、気になることがあればどんなことでも気軽にご相談ください。違和感でもいいですし、ちょっとした見た目のことでもいいのです。どうぞ気軽に声をかけていただければと思います。
※上記記事は2023.9に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
上谷 俊之 院長 MEMO
- 趣味:DIY、バーベキュー、旅行
- 好きな映画:『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ショーシャンクの空に』
- 好きな音楽・アーティスト:藤井風、ブルーノ・マーズ
- 好きな観光地:沖縄
- 座右の銘:「誠心誠意」
グラフで見る『上谷 俊之 院長』のタイプ
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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