清水 健 院長
TAKESHI SHIMIZU
人と人のつながりを大事に。患者さんの思いを受け止められる歯医者でありたい
鶴見大学卒業。同大学歯学部口腔顎顔面外科学講座に在籍。都内歯科医院勤務を経て、2004年に『あさがや清水歯科医院』を開業(JR中央線「阿佐ヶ谷駅」から徒歩11分、西武新宿線「鷺ノ宮駅」から徒歩16分)。
清水 健 院長
あさがや清水歯科医院
杉並区/阿佐谷北/阿佐ケ谷駅
- ●歯科
- ●矯正歯科
- ●小児歯科
- ●歯科口腔外科
誰かの存在を背中に感じ、患者さんの信頼を大切に
大学を卒業後、口腔外科に進んだのは、歯科医療をおこなう上で全身と共に診る必要があると考えてのことでした。当時から、全身の疾患を抱えた方が今後増えてくることは予想されていました。現在もそういった疾患を抱えた患者さんが少なからずいらっしゃっていますが、その方達を診るにあたり、当時の経験が役立っていることは確かです。
『あさがや清水歯科医院』は、2004年の12月10日に開院いたしました。当院の患者さんは、ほぼ口コミなのです。最初にお子さんがいらして、次にご両親、そしておじいちゃん、おばあちゃんといった具合で、言ってみれば皆さんがお知り合いなわけですから、こちらとしても緊張感を常に持って対応していくことになりますし、その甲斐あってか、徐々に患者さんがいらしてくださるようになりました。
蛇足ですが、開業日は祖母の100歳の誕生日でした。今はありませんがちゃんとしていないと祖母から叱られる気がしますし(笑)、逆につらい時も励ましてくれるように感じながら仕事をしております。どこかにそういう意識があるから、自分を戒められているのかもしれませんね。
歯を残すことにこだわり、何でも相談できる歯医者さんでありたい
基本にあるのはやはり、歯を残すということです。5年、10年、そして20年。問題のある歯であっても、長く保たせることが出来れば、他の歯も助かっていくことになります。また、根さえ残しておけば、骨の吸収は抑えられますしインプラント治療を施すという手段も可能になります。ですから、出来る限り歯を保存し、神経も抜かないということをまず心がけています。
歯を残すことへのこだわりは、私が外科出身であることが大きな要因かもしれません。口腔外科では、歯を抜かざるを得ません。抜歯を依頼されて紹介を受けているわけですから、たとえ可能性があっても、そうせざるをえなかったのです。そこで抱いた思いが、今の私の診療方針につながっているのでしょう。歯を抜いてしまうのは、最後の最後の手段です。1度失った歯は2度と戻らないということを考えれば、出来る限り歯を残していくというのが賢明な判断であると考えます。
その原則を踏まえた上で、当院は「相談できる歯医者さん」でありたいと思っています。患者さんの同意を得ずして治療を進めることは決しておこなわず、その人のためを考えた安全運転を心がけていきたいものですね。
高度医療を可能にする設備を整え、より良い診療を可能に
口腔外科を退職後は、比較的規模の大きな医療法人に籍を置き、インプラント治療を含む高度歯科医療に従事してきました。私が大学病院に籍のあった頃、インプラント治療はまだ黎明期にありました。当時、黎明期ゆえの種々のトラブルが起こっていたのは事実ですが、時を経るに従って治療は洗練されていき、今では歯を失った場合の有効な手段となっています。
当院がCTを導入したのは、そのインプラント治療の助けとなるからに他なりません。今後も新しい設備や知識を積極的に取り入れ、より良い診療を患者さんに還元できるようにしていきたいと考えています。
顎関節のトラブルを抱えた患者さんが多い傾向に
大学病院時代は顎関節症を専門としていました。顎関節症は、口が開かない、あごが痛いといった症状で知られますが、昨今はそうした症状より、食いしばりによるトラブルが目立つようになってきています。
食いしばりが多いのは、「不安の時代」によるストレスの増加が大きな要因となっていることは否めないでしょう。食いしばりは、あごの痛みや知覚過敏、あるいは肩こりなどの症状を引き起こしますが、マウスピースによる治療で、その多くが改善しています。
また、マウスピースには、歯と歯が過度に接触することを和らげてくれる効果も期待できます。たとえば歯周病にしても、マウスピースによる治療を平行しておこなうことで、出血等が出なくなるということが往々にしてあるのです。
食いしばりや歯ぎしりは程度の差こそあれ、多くの人に起こっている現象と考えられます。当院では主訴を解決することだけにとらわれず、お口から全身の健康に関与していく治療も積極的におこなっています。
これから受診される患者さんへ
歯医者をサービス業ととらえる向きがありますが、私はそれは違うと思うのです。患者さんの靴を直したり、優しく接することをサービスと考えられる方もいらっしゃるのでしょうけども、そうしたことは、礼儀にかなった常識的な作法だと思うのです。サービスという言葉に甘えず、医療を提供しているという自負を持ち、患者さんの治療にあたっていきたいと考えています。
開院から15年が経とうとしていますが、私を慕ってついてきてくださる患者さんがいることは大変ありがたいことだと思っていますし、その期待に応え続けたいと思っています。当院は、何も特別なことはしておらず、ごくごく普通の歯医者です。その普通であることに誇りを持ち、1人ひとりの患者さんを大切にしていきたいと思っています。
※上記記事は2018年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
清水 健 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 好きな映画:『ローマの休日』
- 好きな言葉:鬼手仏心
- 好きな場所:弥陀ヶ原(立山)
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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穏やかでやさしく 話しやすい |
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