アクアグリーンコート歯科
文京区/本駒込/千石駅
- 歯科
医院情報は東京ドクターズ(株式会社アートブルー)が独自に収集したものです。診療科目や診療時間などにつきましては変更されている場合もございます。ご来院の際は念のため、各医院様へご確認ください。また、掲載情報の内容に誤りがある場合、もしくは情報の修正・新規登録をおこなう場合は『お問い合わせフォーム・その他のお問合わせ』よりお願いいたします。
花澤 清仁 理事長への独自インタビュー
「ありがとう」の言葉を自分の励みにして
きっかけは、歯科医師であった祖父の存在でした。子供の頃から、歯医者さんが遊び場のような環境で育ったものですから、そのまま馴染みのある仕事を目指したということなのです。
実は僕の父は、この仕事を嫌ってあとを継がなかったそうです(苦笑)。だからでしょう、祖父からすると「孫にはなんとかなって欲しい」という気持ちがあったようですね。昔の人ですから、もっと直接的に「なれ!」と言われたものですが、不思議と嫌な気はしませんでした。祖父の元で、毎日、「ありがとう」と言って帰っていく患者さんを見ていたことで、好意的にこの職業をとらえていたのでしょうね。
歯科医師となってもうずいぶん経ちますが、最初に抱いた思い、患者さんの「ありがとう」が自分の活力になっているところは変わりありません。患者さんから、「先生、困っちゃう。美味しく食べれるから太っちゃって…」と言われると、あからさまに喜ぶわけにはいきませんが、内心、「やった!」と思っています(笑)。ほんと、歯医者冥利に尽きるというものですよね。
一生自分の歯で美味しくごはんを食べれるように
一生自分の歯で美味しくごはんを食べれるための歯周病ケアに力を入れています。
残念なことに、歯周病は治らない病気なんです。歯ぐきは治りますよ。出血があればそれは止まりますし、赤く腫れている歯肉がきれいなピンク色にはなります。ただ、大事なのはその下に隠れているアゴの骨なんですね。歯は、アゴの骨に埋まっています。その骨がグズグズに溶けてしまったら、いくら歯ぐきが健康でも、歯はグラグラになってやがて抜けてしまいます。そして骨というものは、1度溶けてしまうと、2度と元に戻ることはありません。だからこそ、定期的に歯科医院を訪れ、歯石とりをおこなうことが大切なんです。
さて、歯周病がなぜ起こるかと言えば、それは歯に付着する「歯石」ということになります。少々汚い話で恐縮ですが、歯石は、“うんち”よりもばい菌が多いことをご存知でしょうか。それだけ汚いものがくっついてるから、骨だって溶けてしまう。歯石とりが大切なのは、そういうことなんですね。
私は専門用語を使うのが下手なものですから、いつも患者さんにはこういった例え話ばかりしています(笑)。理解出来れば、多くの方は、自分が何をするべきかということをわかってくださいます。治療はもちろん大切ですけども、そこまで患者さんの心を持っていくのも、僕たちの大切な役目だと思っています。