岡野 英夫 院長 & 岡野 伸彦 副院長
HIDEO & NOBUHIKO OKANO
六本木のど真ん中で40年。
派手なイメージと正反対の誠実診療を貫く
[岡野 英夫 院長]東京医科歯科大学卒業。1976年、六本木に「北斗歯科医院」を開院。
[岡野 伸彦 副院長]東京医科歯科大学卒業。同大学院にて歯学博士を習得後、ドイツ・キール大学補綴学講座に留学。都内クリニック勤務等を経て2008年、副院長に就任。
岡野 英夫 院長 & 岡野 伸彦 副院長
北斗歯科医院
港区/六本木/六本木駅
- ●歯科
- ●小児歯科
- ●矯正歯科
- ●歯科口腔外科
- ●歯科口腔外科
儲けは二の次、真摯にやりたい。そんな自身のやり方を試す気持ちで開業
【岡野 英夫 院長】
六本木のど真ん中に開業して40年以上たちます。一等地で続けられた理由? それは…ただただ真面目に一生懸命やってきたから、じゃないでしょうかね(笑)。それ以外ないでしょう。治療法や機械が特別変わったものがあることもなく、ただ真面目に、まっとうにやる、とそれだけですよ。六本木なんていう場所で派手に見られがちなんですが、むしろそのイメージと真逆な診療をしようと心がけてずっとやってきました。開業した理由も、不誠実で儲け主義な治療をするクリニックに出会って憤ってたから。よし、それなら自分の考えだけでどれだけ世間に通用するものか試してみよう!と、そんな意地から始めたわけです(笑)。
北斗歯科医院という名前は、自分が北海道出身だからというところからつけました。道内を走る特急列車が北斗というんですよ。歯科医院というと医師の名前からつけることが多いけれど、それだと医師ひとりの存在だけを訴えている気がして、違和感があったんですね。でもクリニックは実際、医師、衛生士、その他スタッフとともに運営されるものだと思っていたから。開業したあとに漫画『北斗の拳』が大流行して驚きましたけど、こちらのほうが先なんですよ(笑)。
親子二代診療になってから、最新機材を導入したインプラント・入れ歯治療を強化
【岡野 伸彦 副院長】
祖父も父も歯科医師で母もドクターだったので、医師になることはごく自然なことでした。大学卒業後しばらくは大学病院に勤務していたのですが、やりたいことをやりたいようにやるなら開業だなと痛感し、なら父と一緒にやろうと。
治療方針などはそのままで、ただそれまでは外科的なことがあまりできなかったので、そこを補強しようと考えました。私が補綴を専門にしていたこともあって、インプラントや入れ歯治療が得意なので、歯科用CTやマイクロスコープを導入し、できるだけ多くの患者さんに対応できるよう環境を整えました。
息子の私から見ても、やっぱりこのクリニックの一番の特徴は商売に走らないことだと思います。続けられた理由もそれでしょうね。いわゆる昔気質というか。なので、あらゆる設備を最新にして〜、とか、ホテルのような空間で〜という最近の贅沢なクリニックではないのですが、でも効果的な治療を行うための最新機器というのもあるわけで、そういうものはきちんと取り入れたい。そこの見極めは必要ですよね。
一対一で、長くつきあう。患者さんと“心でつながる”ための工夫の数々
【岡野 伸彦 副院長】
診察のときに大事にしていることは、まずは人づきあいありき、ということ。大きな病院に勤務していると、医師は曜日ごとの担当制で、ひとりの患者さんを何人もの医師が診ることになるんですよね。患者さんは毎回違う医師に診てもらうことになって、それが“人と人”のつきあいではなく“物と物”のつきあいに思えてどうしても馴染めなかった。あと、医師が変わると、毎回治療の質も変わってしまいますよね。それも嫌でした。同じ医師が診るならクォリティコントロールも容易にできます。自分はまずは人づきあいから始めて信頼関係を築いて、そして長く診させてもらいたい、そういう診療をしたいと思いました。だから1対1で、心でつながったつきあいができること。これを基本に診療しています。
信頼関係を築くために、小さな工夫がいろいろとあります。例えば“最初はミニマムなことから始める”。いきなり大掛かりな治療を提案したりすることはありません。少しずつ始めていって、信頼関係が築けたあとに大きい手術や治療をする。同時に、治療の最初のほうでは、“目で見てわかること”も意識しています。患者さんが治療の効果をひと目でわかるようにするということ。例えば、詰めて一発できれいになる治療があるならそれを最優先して行って、その成果を患者さんの目で確認してもらうとか。根っこの治療でも、レントゲンで見てすぐ効果が確認できるものから始めたり。そうやって「ああ、こうやって治るのか」「こんなふうに変わるんだ」と実感してもらうことで、安心感が生まれるし、治療へのモチベーションもあがるんですよ。
あとは無痛治療も大事ですね。“無痛治療は針をさしたことがばれたら負け”なんていう言葉があるんですが(笑)、当院の麻酔は実際そんな感じです。極細の針と技術でほとんどなにも感じないほど。当院では痛みを軽減するためにゆっくり注入する機械よりもさらにゆっくり、手で行います。まあつまり、痛みをなくすにはどれだけ丁寧にやるか、ということに尽きるんです。それでも、麻酔は日によって効く効かないが変わります。ある日は1本でもOKでも、ある日には6本でもだめな場合がある。メンタルな要素も強くて、怖いと思うと効きません。だから、今日はだめだなという日は別日にします。無理して治療を強行したりはしません。結局、無痛治療も大事なのは機器や薬剤ではなく、人の技術と気遣いなんでしょう。
歯周病でない人はいない。でも正しいケアは劇的にその進行を遅らせる
【岡野 伸彦 副院長】
治療で特徴的なことは、どの患者さんもまず歯周病チェックとその治療、徹底した歯磨き指導を行います。国民皆歯周病などと言われますが、歯周病でない人はほとんどいません。皆なにかしら問題があるんです。そしてこれは加齢によって進みがちです。だけどきちんとケアすればするだけ効果は出てくるんですね。医師の役目は、歯周病の進行のスピードをできるだけ遅らせること。
そのためになにより大事なのは正しい歯磨きです。年々免疫力が落ちても、正しく歯磨きができていれば80歳で20本の歯を残すことは可能です。だから当院の役割は、その指導がまず第一。そして、定期的に口のなかを見せてもらい、クリーニングすること。定期観察していれば、突然大きな変化が起きたときに、これは単なる加齢のせいじゃない、なにか原因があるんだとわかりますから。加齢が原因なら、症状は少しずつ進むものですから。定期検診していればそれがすぐにわかるし、日頃からおつきあいしていると体質や生活習慣も把握できますから原因も見つけやすいんです。
まず検診して自分の今の状態を知ってもらい、正しい歯磨きを身に着けてもらう。そして今ある問題はすべて解決、オールクリアにする。グレーな問題を残さないことが肝心です。そしてクリアになったら、あとはその状態が保てているか、定期検診する。これが当院の治療の一連の流れです。
これから受診される患者さんへ
【岡野 伸彦 副院長】
お話しましたように、多かれ少なかれ、ほとんどの人は歯周病にかかっています。ぜひともなにも自覚症状はなくても、定期的に歯科医院に通ってほしいと思います。当院はディストラクティブ(破壊的)な治療をしないことを大事な方針としていて、とにかく抜かない・削らない、今ある歯を最大限活かすことを第一に考えます。初診時はしっかりと時間をとってお話を伺い、治療方針を決めていきます。あとは、“お待たせしない”ということも特徴ですね。必ず時間通りに進めて、たとえ数分でも患者さんが待つことのないようにつとめています。当院の医師はふたりですが、ユニットは3つあり、これは早めに入った患者さんがもう座って準備できるようにという意味なんです。こんなふうに様々な面で快適で安心できる環境を追求し、患者さんに“ここにきてよかった”と笑顔で帰ってもらえることが目標です。場所は六本木駅から徒歩5分。ドン・キホーテのすぐ隣で、とてもわかりやすい場所にあります。お気軽にいらしてください。
※上記記事は2017年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
岡野 英夫 院長 & 岡野 伸彦 副院長 MEMO
- 出身地:[副院長]東京都
- 趣味:[副院長]料理(ラーメンの食べ歩きや、休日に手料理を作って友達を招いたりしています。)、ジョギング(毎日、自宅まで7km走って帰ります。)
- 最近観た映画:[副院長]『メッセージ』。知的生命体がやってくる不思議な映画でした。おもしろかった。『アウトレイジ最終章』もおもしろかったです。
- 好きな場所:[副院長]高尾山や陣馬山など。尾根をトレイルランニングします。
グラフで見る『岡野 英夫 院長 & 岡野 伸彦 副院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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北斗歯科医院
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