バニラファミリー歯科

柴山 江里子 院長への独自インタビュー

関わるすべての人にとって楽しい歯科医院を目指して

薬剤師だった母の影響があり、医療の分野に興味を持つようになりました。それが歯科となったのは、私自身が歯が悪かったことが大きいでしょうね。ほんとにたくさん歯医者さんにはお世話になりましたし、その数だけ痛い思いもつらい思いもしてきました。患者さんの気持ちはじゅうぶんにわかるつもりですし、その経験を生かしていければと思っています。
大学卒業後は鶴見大学の口腔外科に約10年間籍を置きました。この間、インプラントはもちろん、大きな癌の手術などにチームとして関わったことは、今につながる大きな財産となっています。
『バニラファミリー歯科』は、2016年に開院いたしました。場所がこちらだったのは、自宅から近いことが大きな理由です。最近は雪や台風などで、電車が止まることも多いですよね。そんな時、「今日は院長は来ません」では患者さんが困ってしまいますから、歩いていける場所でと考えたのです。あとはやはり、スタッフのことがあります。当院のスタッフは、私を含めてみんなお子さんを抱えています。空いた時間に1度家に帰り、ママとしての仕事をしてもう1度出勤する。それには、家が近いということが第一条件になります。患者さんだけではなく、ここに関わるすべての人にとって楽しい場所であってほしいし、さまざまな意味で地域に根付いた歯科医院でありたいと思っています。

“バニラ”に込めた想い

当初は、「おさかな歯科」が良いかなと思っていたのですが、周囲の反対もあってあえなく断念（笑）。何が良いだろうと思い、デパ地下を歩いていたところ、「おはぎ」や「マカロン」、「ショコラ」といった文字が目に入ってきました。で、たどり着いたのが、「バニラ」。私は子供を診ていきたいと思っていましたし、子ども達がおぼえやすく、親しみを感じてくれそうだと思ったんですね。
当院ではキッズスペースを診療室の中に置いています。待合室にキッズスペースがあっても、子供はお母さんの後について、中に入ってきてしまうもの。お母さんにしても、目の届くところで遊んでくれているほうが安心だと思います。
もう1つのメリットとして、子ども達が歯医者さんをおぼえていくことがあります。お母さんの治療してる姿を見ることで、「ここはこうするところなんだ」と、自分から診療台にあがってくれるようになるんです。安心と、それから、子ども達の歯医者教育の部分でも、この形がベターだと思っています。

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