西元 毅 院長
TSUYOSHI NISHIMOTO
基本に忠実であることと同時に
その人の身になって『背景』を考えながらの治療
大学卒業後、勤務医として10年余りの経験。その後1997年に『西元歯科医院』を開院
西元 毅 院長
西元歯科医院
品川区/東五反田/五反田駅
- ●歯科
- ●矯正歯科
- ●小児歯科
身近な親戚の先生や、近所の歯科医師の方の影響で自然に
70歳半ばの親戚が今でも歯科医をしているのですが、その方は身内の中で立身出生の人で、私が小さい時によく親に連れられて遊びに行きました。本当は良くないのですが、その時に診察室で自由に遊びました。治療のイスの電源をいれたり、動かしたりして歯医者さんごっこをしたものでした。
また一方で、虫歯になると親戚の先生ではなく、学校からもらった歯科検診の用紙を持って近くの歯医者さんへ行ったのですが、そちらの先生は子供の私にとにかく丁寧に説明をして下さる方でした。
当時、ああも丁寧に説明をする歯科医師はとても珍しかったと思います。幼少の時にそのような体験があったからだと思います。
大学卒業後は、勤務医として10年余りの経験を積みました。丸の内のオフィス街、郊外の住宅地、それから、比較的高齢の方が多い下町にも。さまざまな場所で多くの経験と知識を得て1997年に『西元歯科医院』を開院しました。
患者さんは下は0才の赤ちゃんから上は80才のご年配の方まで、まんべんなく幅広い層の方々に来院いただいています。私はここで生まれ育ち、それまで充分に地元の事を知ってたつもりでしたが開業してから初めて知った事も多く、それは新鮮な驚きでした。(JR山手線/東急池上線/都営地下鉄浅草線・五反田駅より徒歩3分)
基本に忠実であることと同時に『背景』を考えながら治療
特別な事を何かするわけではなく、ただただ、来ていただいた方に対して基本に忠実な治療を提供したいと考えていいます。基本に忠実な歯科医療とは、たとえば治療の『優先順位』がそれにあたり、個々の歯の重症度合いや咬み合わせが変わらないように配慮しながら治療を始めていくといったことです。
使いふるされた言葉のようですが、その人の身になって考えるということ。患者さんが私の方針を理解して下さっているからこそ、今日まで長いお付き合いが続いているのだと思っています。
基本に忠実であることと同時にもう一つ大事なことが、その方の『背景』を考えながら治療をおこなうことです。たとえば神経をとる治療をしなくてはならない場合、丁寧に治療をおこなえば1ヶ月位の期間の通院が必要になります。しかしその人がそれだけの時間をとれないのであれば、歯科医師中心で治療を進めるわけにはいきません。そのような時は、まずは病状が進行しないような治療し、事前にご本人へ説明と同意を得られた上で、時間がとれるようになってから本格的な治療を進めます。患者さんが第一。その心を大事にしていきたいですね。
一眼レフカメラで口腔内の写真を撮影し経過を保存
口腔カメラもいくつか試してみましたが、やはり、一眼レフで撮るのが1番きれいなのです。最近はデジタルになり、管理も容易になりましたので、10年、15年、20年という単位で、その人の経過をたどっていけるよう写真を保存しています。
口腔内の写真をご覧いただければ、今どういう状況にあり、どのような治療をしていくのかといったことを理解していただきやすいように思います。また、過去に似たような症例があれば、その写真を見ていただいて、「以前にも同じことがありましたから、心配ありませんよ」と伝えていくことも可能になります。
以前に、結婚を控えた患者さんから、「あの時の写真、残っていますか?」とたずねられたことがありました。その方は小学生だった頃、前歯をぶつけてしまったことがあって、その写真を撮っていたのです。どうやら、披露宴の際のエピソードとして使われるようでしたね。財産とまで申しませんが、大切な記録として、できる限り残していきたいと思っているところです。
妊婦・産婦歯科健康診査では治療計画を提案
妊婦さんは、安定期である5ヶ月目から7ヶ月目に掛けて治療をおこなうのが理想です。女性は妊娠中はもちろん、出産後もなかなか歯科医院に来れないことが多いのです。ですから、妊婦さんを拝見する時は、この先、しばらくは歯科治療が出来ないだろうという事を念頭において治療計画を提案するようにしています。
これも、その方の背景を考える例かもしれませんね。患者さんからは、これまでのこともお聞きしますが、同時に、これからのことについてしっかり話し合うようにしています。その人の身になってその方の環境も考えるということは、簡単なようで実際は非常に難しいことですが、その視点は忘れたくはありませんね。
これから受診される患者さんへ
歯医者さんは、頻繁に変えられないほうがよろしいかと思います。と言いますのも、心ある歯医者さんであれば、その時点の治療はもちろん、経過を追っていってくれると思うからです。家を修繕することを考えてみてください。家を建てた人が直していくのと、そのとき限りの人に直してもらうのとでは、あとあとの結果が違ってきます。ずっと見てきている人であれば、全体を考えて、適切な処置をしてくれるのではないでしょうか。歯医者さんも、それと同様だと思うのです。
もちろん、人と人のことですから、相性はあります。ですから、自分に合う歯医者さんを見つけて、末永く付き合えるような関係を作っていただければと思います。
※上記記事は2015.12に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
西元 毅 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:自転車
- 愛読書:遠藤周作著書
- 好きな映画:ヒューマンドラマ
- 座右の銘:一所懸命
- 好きなアーティスト:大瀧詠一、映画音楽
- 好きな場所:岬と峠
グラフで見る『西元 毅 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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