細川 仁 院長
HITOSHI HOSOKAWA
「人と人との出会い」を大切に。“健康”というゴールに向かい、共に歩んでいく
日本大学松戸歯学部卒業。同大学保存修復学教室に在籍。2000年に板橋区大和町にて『細川歯科医院』を開業(都営地下鉄三田線「板橋本町駅」より徒歩1分)。現在にいたる。
細川 仁 院長
細川歯科医院
板橋区/大和町/板橋本町駅
- ●歯科
- ●小児歯科
歯科医師としてさまざまな変遷を経てたどり着いた今
歯科医師としての勉強に夢中になり始めたのは、大学を卒業してからでした。患者さんと接するようになって、本当の意味で勉強に身が入るようになったのでしょうね。当時の私は、完璧な治療を求めていました。あらゆる分野を平均的に底上げするために、休み返上でさまざまなセミナーに出席し、たくさんの本を読む日々を送っていたのです。それはそれで充実していたのですけども、自分では“完璧”と思った治療が思うような結果にならないケースに出くわしたことで、壁に当たりました。それから試行錯誤を続けて今に至っているわけですけども、患者さんと接するという原点に立ち返るために必要だった時間のようにも思えますね。
どう治療するかということより、どう伝えるかがより大切
思うような結果が得られない。そこから新しい勉強が始まり、行き着いた先が、お口だけを治すことにとどまっていたら、また環境は崩壊してしまうということでした。なぜそうなってしまうか。それには生活習慣が大きく関係しています。睡眠のとり方、食事のバランス。そういったことを含めて改善していかなければ、また虫歯や歯周病は再発してしまうのです。
チョコレートを毎日食べていることによって虫歯になっている人がいるとしましょう。「食べてはダメですよ」と伝えることは簡単ですが、じゃあ、具体的にどうしたらいいのかを患者さんに伝えることが大切です。お口の中の勉強というよりも、患者さんにどう伝えるかということにより重点を置くようになり、勉強の質もそれに従い変化していったというのが、今の私です。
歯に対するストレスの悪影響を減らしていくために
虫歯菌や歯周病菌が介在する要素はありつつも、歯に問題が出てくるのはストレスによるところが大きいというのが私の考えです。ストレスは数値化出来るものではありませんが、全身のさまざまな病気に影響していることは確かで、それはお口についても同様です。
そこで患者さんのストレスを軽減することが大切になってくるわけですが、これは容易なことではありません。チョコレートの話を続けますと、患者さんはストレス発散のために甘いものを食べていると考えられるわけです。タバコにしてもお酒にしてもそうですが、身体に悪いからといって、それをただ禁止と言ったところで問題が解決するわけではなく、逆にストレスはどんどんたまっていきます。
その点を考慮し、当院では、何が出来るかといったことから話をはじめていきます。最初から甘いものを一切口にしないということは現実的ではありません。回数や食べ方を自分なりに工夫していただくことで、少しずつ少しずつ生活習慣をいい方向に持っていくという形にしています。出来ることから始めていただく。それが大切なのです。
心にもアプローチしていける歯科医師を目指して
難しいのは、歯を治療したから長持ちするわけではないということです。むしろ、治療をすればするほど歯の寿命は短くなっていくのが現実で、それを踏まえ、どこまで踏み込み、あるいはどこまでにとどめておくかといったこと、歯科医師の力量が問われることになります。
そしてまた、患者さんによって求めるものが違うことを踏まえることも大事なことです。たとえば歯を失ったからといって、すべての人が入れ歯なりで補うことを求めるわけではありません。抜いたままではダメなのか、そのままではいけないのか。患者さんのご希望を汲みながら、一緒に適切なゴールを見つけていくことが大切になってきます。
患者さんの心に対してアプローチを続けていく中で、今も勉強し続けている臨床心理学にたどりつきました。世の中には、あちこちの歯医者さんを回ったものの、そこからこぼれ落ちてしまった患者さんが少なからずいらっしゃいます。そういった方々の中には心の問題を抱えている人もおられるわけです。臨床心理学を学ぶことで、そういった方の少しでも助けになれればと思っていますし、大きな病気に至る前に助けて差し上げることが出来ないかと思っています。心も診れる歯医者さん。私の目標はそこにあります。
これから受診される患者さんへ
歯医者さんは、一般に敷居の高いものであることは確かです。そのために、歯が痛んでも我慢するという方もおられますし、今通院している歯医者さんでの治療に何かしらの疑問を感じていても替えられないという方もいらっしゃいます。『細川歯科医院』では、治療をする云々は関係なく、まずご相談にいらしていただけたらと思っています。ただ単に歯科医師と患者といった間柄ではなく患者さんとはある意味、家族のような関係性でありたいと思っていますので、もっと気楽に、気になることがあるから聞きにくるという感じでご利用いただけたらと思います。
※上記記事は2018年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
細川 仁 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:トレイルラン
- 好きな本:臨床心理学、哲学
- 好きな映画:『ビューティフル・マインド』
- 好きな言葉:大器晩成
- 好きな音楽:80’sの洋楽
- 好きな場所:信越地方、里山
グラフで見る『細川 仁 院長』のタイプ
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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