古瀬 信久 院長
NOBUHISA FURUSE
健口から健康へ。
幸せな人生を全うしていただくために。
日本大学松戸歯学部を卒業。母校の麻酔科勤務を経て、1990年に『古瀬歯科医院』を開設(JR京浜東北線「東十条駅」より徒歩1分)。現在にいたる。
古瀬 信久 院長
古瀬歯科医院
北区/中十条/東十条駅
- ●歯科
- ●小児歯科
- ●歯科口腔外科
- ●訪問歯科診療
常に学びを忘れず、自分自身、楽しみながら仕事をしていきたい
今思えば、親に上手く誘導されて、この道にたどり着いたということかもしれません。私は、半ば心肺停止状態で生まれてきたらしいのです。それを助けてもらったからこそ、親としては私を医療の道に進ませたいと思っていたのでしょう。私自身、もともと理系科目が好きで、将来は研究者か、医療職に就きたいと考えていたものですから、親子の思いが上手く合致したということなのでしょうね。
大学卒業後は、大学の麻酔科に残って全身麻酔を勉強したのち、実家のそばに『古瀬歯科医院』を開院いたしました。何が何でも地元で、と考えていたわけではないのですが、地元に帰れたことは良かったと思っています。
私はこの春(2017年)より再び、大学院生となりました。歯周病科に籍を置いているのですが、科は違えど、息子と同じ大学院に在籍していることになります。立場上、息子は私の先輩ということになるんです(笑)。人生も折り返し地点を過ぎたところで、またこのような機会がもらえて研鑽を積むことができる。これは非常にありがたいことですし、なおかつ、そこで得たもので患者さんに感謝もしていただけるわけで、これまた本当にありがたいことだと思っています。
抜歯即時インプラント法という選択
患者さんは地元の方が約2割。あとは、JRを利用してこられる方がほとんどというところで、遠くは沖縄や金沢から、比較的近隣からは埼玉や横浜から足を運ばれる方も多数いらっしゃいます。ご紹介をきっかけに来院される方が多いのですが、その1つの理由に、当院でおこなっているインプラント治療があるのかもしれません。
当院では、抜歯即時インプラントという方法を取り扱っています。通常は歯を抜いて、しばらくしてからインプラントを入れるわけですが、ここでは文字通り、抜歯と同時にインプラントを入れる方法を導入していて、私はそのインストラクターも務めています。この方法の利点は、痛みも腫れも少ないこと。治療期間も一般的な方法の半分程度ですから、それを頼りに、皆さんいらしていただけているように思います。
治療を終えたお口の状態を長く保っていくことが大切
治療を終えた状態を長持ちさせるめために、末永くお付き合いをしていく患者さんを増やしていきたいと願い、これまでやってきました。再治療にならないほうが幸せなことは間違いありません。それには定期的な管理が大切で、逆に言えば、それさえ怠らなければ、自分の歯を残し、つらい思いをすることなく暮らしていけることが充分に可能になります。
当院では、「健口から健康へ」というテーマを掲げています。やはり、お口から好きなものを食べれるというのは、人間にとって最も幸せなことでしょう。食べ物をしっかり食べれないと、時にそれが精神的な問題にもつながっていくことがあります。ずいぶん昔のことですが、それまで引きこもりがちだった方が、治療後に社交的になり、それを機に結婚されたことがありました。このケースはあくまでも結果的にということですが、好きなものが食べられるだけで、充分に素晴らしいことではないでしょうか。
若かりし頃に障害者歯科を学んだことが、今の糧に
私が開院したのと時を同じくして、この地区でも訪問歯科事業が始まりました。以来、20数年間、訪問歯科診療をおこなっていることになります。
どんなに力を尽くしても、食べられない方がいらっしゃいます。その場合はまず、今の機能に合わせた特性のものを召し上がっていただくように提案することが考えられます。あるいは、食事の時の姿勢を改善する。また、ご自身で食べられない場合には、どういうリズムで次の一口を持っていくか、介助する方に理解していただくことも大切です。
その訪問歯科に連なるものとして、当院では精密リハビリ義歯をあつかっています。機能的な問題や感覚的な問題で、どうしても入れ歯を受け入れられない方がおられます。そうした方々を対象に、あごの位置や咬み合わせを治療用の義歯で調整し、それをそのまま、完成した義歯に置き換える方法です。
私は麻酔科に籍を置いていた縁で、開業してから昭和大学で摂食機能療法を学びました。当時は脳性まひやダウン症のお子さんを対象としたものでしたが、その時に培った技術と知識が、今、認知症をはじめとする高齢者の治療に大いに役立っていることを実感しています。
これから受診される患者さんへ
多くのご高齢の方を見てきて思うのは、幸せな形で人生を全うしている方は、しっかり食事がとれ、人とたくさんおしゃべりができるお口の状態にあるということです。その状態を保っていくには、やはり早いうちからのケアが大切です。最近になって、「定年になったので、歯を治したいから頼みます」と訪ねてくださる方が増えてきました。「奥さんに言われて…」という方が大方ですが、やはり一緒に旅行するとなれば、同じものが食べたいですよね。
お口を良い状態に保っていくことは、ご本人はもちろんのこと、ご家族を幸せにすることにもつながっていきます。そのためにも、早め早めのチェックとケアを心掛けていただきたいですね。
※上記記事は2017年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
古瀬 信久 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:スキューバダイビング(インストラクター資格)
- 好きな作家:椎名誠
- 好きな映画:ゴッドファーザー
- 座右の銘・好きな言葉:和光同塵
- 好きなアーティスト:さだまさし
- 好きな観光地:沖縄
グラフで見る『古瀬 信久 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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古瀬 信久 院長
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