愛生歯科
世田谷区/代沢/下北沢駅
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埴 英郎 院長への独自インタビュー
歯科用金属の研究をきっかけに、金属アレルギー治療の第一人者に
私は両親がともに歯科医師という家庭に育ちました。父は大学で後進の指導にあたり、母はこの場所に歯科医院を構えて診療をしていて、それを私が引き継いだということになります。大学では主に入れ歯やクラウン・ブリッジ(被せ物)治療を専門に研鑽を積み、補綴(ほてつ)専門医という肩書きもあるのですが、東京医科歯科大学時代に行った研究が歯科医師として私の転機になりました。当時の私は、患者さんのお口の中から取り出した金属をX線マイクロアナライザで分析するなど歯科用金属の研究に携わっていて、NHKの番組制作をサポートすることもありました。ちょうど歯科治療で使用する金属と金属アレルギーの関係性が注目されはじめた頃だったということもあり、思いがけず口腔内における金属アレルギー治療のパイオニア的役割を担うことになったのです。その後も東京医科歯科大学の研究グループに参加するほか、当院においても金属の分析や金属アレルギーの原因物質に対する除去療法を行っています。
金属アレルギーの方にも、そうでない方にも、最適な歯科治療を提案
『愛生歯科』は私の母が1959年に開設し、40年以上にわたって地域の皆様のお口の健康をサポートしてきました。来院される患者さんは、母の代からお付き合いが続く近隣の方々が中心になりますが、金属アレルギーでお困りの方の中には、わざわざ遠方から足を運んでくださる患者さんもいらっしゃいます。当院で治療された患者さんのご紹介、ホームページなどを検索してくださる方など、メタルフリーの治療に対するニーズは大きなものがあると実感しています。ただし、金属アレルギーの治療を得意としているからといって、金属を使った歯科治療を全面的に否定するわけではありません。保険適用となる金属は、セラミックなどメタルフリーの素材に比べてリーズナブルですし、強度面でも優れています。一方で、自費診療となるセラミックは、自然な白さや美しさを叶えるなど、金属とは違ったメリットがあるものです。歯科治療においてどんな素材を選択するかについては、患者さんの体質やご希望に照らし合わせながら、患者さんとご一緒に考えていきたいと思います。