オカムラ歯科医院―西洋医学と東洋医学の共生―

岡村 興一 院長への独自インタビュー

診療コンセプトは、東洋医学と西洋医学の共生

今のようにトレンディな街ではなかった渋谷に『オカムラ歯科医院』を開設して以来、分院を世田谷区の瀬田に開設、そして二子玉川へと移転して現在に至ります。ここは緑の多いロハスな街、当院の診療コンセプトにもぴったり合っているように思います（笑）。私が理想とする歯科医療は、西洋医学と東洋医学の共生。「Blending East and West in holistic dentistry」とでも言いますか、すぐれた西洋のテクノロジーを尊重しながらも、東洋的な考え方や接遇を重視した診療を行いたいと考えています。東洋的なものの捉え方には高校時代から興味をもっていて、これまでに中国やインドをはじめた各国を訪れて勉強を続けてきました。これまで私たちは西洋医学にばかり目を向けていた面がありましたが、医学は学問であって医療の全てではありません。人間には本来、自分で病気を治す力が備わっている。そんな東洋的な考え方を発信しながら、本当の意味での健康を叶える歯科医療を行っていきたいと思います。

患者さんの希望に応え、充実の人生をサポート

『オカムラ歯科医院』では、小児歯科から虫歯・歯周病の治療、インプラントなど、幅広い診療を行っています。特注の往診車を保有し歯科往診診療も積極的に行っています。インプラントについてはスウェーデンに出向いて治療技術を学び、ここ世田谷区の歯科医院でいちばんに導入したのではないでしょうか。私は何がなんでもインプラント、といったインプラント至上主義ではありませんけれど（笑）。1つだけ、思い出深いエピソードをご紹介しましょう。その患者さんは、もう80歳を過ぎたおばぁちゃまで、今の入れ歯をインプラントに変えたいとおっしゃったんですね。話をお聞きしてみると、本当はピーナッツなどナッツ類が好きだけれど、入れ歯だとどうも噛み心地が違うのだと。もちろん、私としては患者さんのご希望を叶えてさし上げたい気持ちはありましたが、年齢のこと、費用面の心配もあって、ご主人を交えてお話をさせていただいたんです。その後、ご主人の理解もあってインプラント治療を無事に終えられたのですが、何とその患者さんは、治療後ほとんど家にいなくなってしまったそうなんです。話を聞くと、何を食べても美味しいからと、食べ歩きを楽しむようになったそうなんですよ（笑）。

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