下高井戸パール歯科クリニック・世田谷
世田谷区/赤堤/下高井戸駅
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- 歯科口腔外科
パール歯科クリニックは京王線下高井戸駅から徒歩5分にあるクリニックです。医師は女性医師の大原 庸子院長を中心に診療を行っています。ドクターが複数名在籍しており、指名制を採用しています。その他の特徴は、キッズスペース完備・予約システム完備、個室の診療室やカウンセリングルームを設置しています。
大原 庸子 院長への独自インタビュー
さまざまな苦労を重ねて歯科医師へ
歯医者になることは根本的に頭になかったんですね。父や身内が医者であったこともあり、医療系を目指していました。祖父をお世話している看護師さんを見て目指していたものの、父は厳しい辛い現場をみてきているため、同じ思いを娘にさせたくないと看護師になることに反対していました。なるならば「人の指示で動くのではなく自分の意思で動ける仕事をしなさい」と。結局、看護師になるご縁はなかったので、歯科衛生士の学校に通うことにしました。どうしても看護師を諦められず、大学受験の勉強をしながら衛生士の学校も続けていたところ、父から「歯科大学も受けてみたらどうか?」と勧められたのです。そしてまさか、受けたら受かってしまったのです(笑)。半年ほど歯科衛生士の学校に通って体験してきたことや、実際に歯科助手のアルバイトをしたのもいい経験でした。当時は今のように予防にはまだ力をいれている歯科医院は少ない時代であったこともあり、歯科衛生士は歯科医師のアシスタント的な立場でもありました。そういった環境を改善したいという想いもあって、歯科医師を最終的に選びました。ですから歯科衛生士さん一人ひとりが、衛生活動できるような職場づくりにも力をいれています。
『患者さんに寄り添った医療』で気持ちが固まったタイミングで治療を
力を入れていることは『患者さんに寄り添った医療』を目指しています。たとえば、歯を抜かなければならない場合、いきなり抜くのではなく患者さんが納得するまで待つようにしています。もしくは自然脱落を待つことも。最初の頃は自分の学んできた医療を元に「こうしなければいけない」というやり方や、時には「きちんと来ていたらこうはならなかった、どうして来なかったのか?」など、押しつけの医療をしていた時期もありました。しかし長年の経験を経ていろいろ考えるようになり、ここ数年は患者さん一人ひとりに寄り添って、その人ができることを提案していくことを心がけています。
開業して20年になりますが、その間に2回改装をしています。ユニットを増やして、「個室」もつくりました。患者さんによっては、隣が見えて並んでいるタイプだと遠慮してしまう方もいらっしゃいますね。また会話が隣に聞こえているのを不快に感じる方もいます。性格にもよるのかもしれませんが、個室にご案内したら、口数の少ない気難しい患者さんも実はよくお話をしてくれるということもあります。歯科恐怖症やお子さんであると、騒いでも誰にも聞こえないという安心感があるのでしょう。個室は元々オペに対応できる特殊なつくりになっているため、オペがしやすくなりました。