古川 潤一郎 院長
Junichiro Kokawa
「歯を診る前に人を見る」がモットー。オーダーメイド治療と患者様ありきの診療を実践。
大学卒業後、勤務医として経験を積んだのち、大森駅近くに開業。
古川 潤一郎 院長
古川歯科
品川区/南大井/大森駅
- ●歯科
困っている患者様の心に寄り添い助けてあげたい。
小学3年生のときに、学校の音楽室で友達とプロレス遊びをしていて、自分の前歯を折ってしまったことがありました。ちょうど大人の歯に生え変わったばかりの頃で、両親から「歯は一生ものなので大事にしなさい」と言われていた矢先だったものですから、そのときは痛みよりもむしろ、歯を失うことに対する不安や罪悪感の方が大きかったですね。学校を早退してすぐに歯科医院で診てもらったのですが、診療してくれたのがとても素晴らしい先生で、不安がっていた私に対して「歯の根っこは残っているので心配しなくていいよ」と優しく声をかけてくださいました。また、その日のうちに仮歯を入れて元通りの状態にしてしまう手際の良さは、あたかも魔法を見ているかのようでした。
親が小児科医だったこともあり、昔から「自分も将来は医療関係の道に進みたい」となんとなく考えていましたが、この出来事をきっかけにして「先生のような、困っている患者様の心に寄り添い助けてあげることのできる歯科医になりたい」という想いを強くしました。
大森で20余年、地域の方々と共に年を重ねる。
京浜東北線の大森駅から徒歩2分。オフィスビルに囲まれた立地のため、開業した当初は、患者様のうち約9割が近隣のオフィスにお勤めをされている方々でした。しかしオフィスには移転がつきものですし、転勤や転職をされる方もいらっしゃいます。そうしたこともあって割合としては、近隣のビジネスパーソンの方々は少しずつ減って現在は6割ほど。残りの4割は、近くにお住まいの方々、あるいは定年退職後も引き続き通ってくださる方々などが占めます。患者様の年齢層の中心は40~60代。この地で歯科診療を開始してから20年以上が過ぎますので、私や当院とともに、患者様も一緒に年を重ねている感じですね。
この20数年の間に、患者様の層だけでなく、お口の状況・状態にも変化があるように感じています。具体的には、軽い歯周病は以前と変わらず見受けられますが、重度の歯周病や虫歯などは確実に減っている、との印象を持っています。
また50~60代の患者様について言いますと、開業した当初は、特に奥歯を失っている方が多くいらしたのですが、現在はそのようなこともあまりありません。ただし、歯が長持ちしているからこその弊害とも言えますが、破折という新たなトラブルが見られるようになってきました。歯がしみるので歯医者に行ったけれど、「原因がわからない」と言われた。そうしたケースでは、目では確認しにくいわずかな亀裂が歯に入っていることも考えられますので、ぜひご相談いただければと思います。
患者様の様子、性格、背景を踏まえたオーダーメイド治療を実践。
大学卒業後、クラブの先輩の紹介で勤めることになったのは、ベテランの院長が切り盛りする非常に厳格な歯科医院で、そこでの日々はまさに「修行」といった感じでした(笑)。ただしそのぶん、技術的なことはもとより、治療に対する姿勢など先生の“イズム”も学ぶことができ、それは以降の私にとって揺るぎない道しるべにもなりました。開業医として独り立ちした今でも、何か困難に直面した際には「こんなときに、院長先生だったらどうするだろうか?」と考えることがよくあります。
さて、その院長先生は「歯を診る前に人を見る」という言葉をたびたび口にしておられましたが、これこそがまさに歯科医としての私のモットーになります。歯科医は確かに「歯」の専門家ですが、だからと言って、単に歯だけ診れば良いというわけではありません。診察台でお口の中を拝見する前、たとえば診察室に入ってくる際の患者様の様子や何気なく交わす世間話からも、治療のための重要な手がかりをたくさん得ることができます。歯の状態・症状だけでなく、患者様お一人おひとりの様子、性格、背景なども踏まえて、その方に合った解決策をご提案し、治療を行っていく。それができて初めて、本当の意味での「オーダーメイド治療」と呼べると、私は考えています。
目線を患者様に合わせた“患者様ありきの診療”を心がける。
「普通の感覚」を大切にすることですね。あるいは目線を、医師の側ではなく患者様の側に合わせると言い換えても良いかもしれません。たとえば治療のなかで、患者様に伝わっているようで伝わっていないということがけっこうあります。それは、私たち歯科医にとっては言わずもがなのことも、一般の患者様にとっては必ずしもそうではないことが原因です。ですので、当院ではお口のなかの状態や治療法などについてお話する際、レントゲン写真やアニメーション動画なども使って、見た目にもわかりやすいようにご説明することを心がけています。
また、目線を患者様に合わせますと、その患者様がどのような治療をお望みなのかも自然と見えてきます。そうすれば、より納得度の高い治療法などもご提案することができます。結局は、さきほどの「歯を診る前に人を見る」という言葉にもつながってくるわけですが、“患者様ありきの診療”をこれからも行っていきたいと考えています。
これから受診される患者さんへ。
私には子どもがふたりおりまして、長男はアイスホッケー、次男はアメリカンフットボールをしています。そんな息子たちのためにスポーツ用のマウスピースをつくってあげているのですが、今後はこうした歯科治療以外のことにもチャレンジしていきたいと考えています。少し視野を広げれば、歯科医にできることはいろいろあると思っています。歯の治療だけにとどまらず、もっと広い意味で、地域の皆様のお口や歯の健康をお守りするためのお手伝いができれば幸いです。
そして最後になりますが、当院は、患者様にとって入りやすい、そして相談しやすい歯科医院でありたいと思っています。それは急患の方についても同様で、「予約をしていないから今日はダメ」と安易に断るのではなく、できるかぎり、その日のうちに診て差し上げたいと考えています。もしお困りのことがありましたら、どのようなことでも遠慮せずにご相談いただければと思います。
※上記記事は2016年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
古川 潤一郎 院長 MEMO
- 出身地:徳島県
- 趣味:軟式野球、日本刀鑑賞
- 好きな本:小説(大藪春彦など)、実用書
- 好きな映画:『クロッシング』
- 好きな言葉:実直
- 好きなアーティスト:L’Arc~en~Ciel
- 好きな場所:家族が待つ自宅
グラフで見る『古川 潤一郎 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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