川口 隆彦 院長
TAKAHIKO KAWAGUCHI
歯科医療は山登りに似ている。山登りで培われた考え方を元に、患者さんに最善の治療を。
日本大学歯学部卒業。同大学大学院歯学研究科補綴学を専攻。1979年にストーク新宿(西新宿六丁目)にて開業。1995年に現在地へと移転(東京メトロ丸の内線「西新宿駅」より直結、都営大江戸線「都庁前駅」より徒歩1分、JR線・小田急線・京王線・東京メトロ丸の内線「新宿駅」より徒歩5分)。
川口 隆彦 院長
川口歯科診療所
新宿区/西新宿/西新宿駅
- ●歯科
- ●歯科口腔外科
- ●矯正歯科
父に導かれ、たどり着いた道
高校生の時から山岳部に入り、勉強よりも“山”に夢中になっていました。一時は「スイスの登山学校に行きたい」と本気で思うほどだったのです。そんな私に歯科医師であった父がこう言いました。「子供を一人前にするのは親の義務」「大学を出てからやりたいことをやれ!」と。この一言が私に突き刺さり、真剣に将来のことを考え直した結果、この道を歩むことを決めたのです。
日本大学卒業後は同大学大学院歯学研究科補綴学を専攻し、その後、専任講師を務めたのち、1979年に『川口歯科診療所』を開設。1995年に現在の新宿アイランドタワーに移転しました。
患者さんは、私が大学にいた頃から続けてみている人が多数。それがこのごろは、名古屋や松本といった遠方からわざわざ足を運ばれる方が増えてきました。おそらくインターネットの普及によるものと思っていますが、多くの皆様のお口の健康に寄与出来ることを大変ありがたいことだと思っています。
「総合歯科診療」を可能にする歯科技工室の存在
当院は開設以来、最新の医療設備のもと一貫した診療システムをとりながら、一般歯科から予防歯科、歯周病、インプラント治療、親知らずの抜歯など、さまざまな治療を組み合せた「総合歯科診療」をおこなっています。その充実した体制の1つのキーとなっているのが歯科技工室の存在です。
私は大学院で補綴学を専攻しました。補綴とは、義歯(入れ歯)やクラウンなど、補綴物の制作を専門とする部門のこと。そのため、当院では当初より技工室を設置し、すべての制作物を制作しています。
技工室があることで、治療の全体的なスピードが飛躍的にアップします。また、歯の色や形など、微妙な調整が要求されるものについては、歯科医師と歯科技工士、そして患者さんが一緒になってその場で作り上げていくことで、精度の高い満足のいくものが出来上がることになります。
現在では、私の父が開業していた場所に第二技工所を設置し、そこにも歯科技工士を常駐し、制作にあたっています。作業は時に夜を徹しておこなわれることもありますが、彼らの努力によって、私たちの歯科治療が1つ上のステージに到達出来るのです。
担当医制の採用により、1人ひとりの患者さんを責任を持って診ていく
『川口歯科診療所』では担当医制を採用しています。1人の患者さんに対して1人のドクターが終始一環して治療を担当することで、責任のある診療が可能になるのです。またそれと並行して、毎朝5時にはすべての患者さんのカルテに私が目を通しています。もちろん、どのドクターも当院の診療方針を心得ていますが、ダブルチェックの意味合いもかね、私が目を通し、指導していくのです。これにより、ドクターにも私の考えがわかることになりますし、さらに医院としての統一性がはかられるということになります。
治療は、山に似ています。目標は同じでも、こちらのルートをとるものもいれば、あちらのルートをとりたいものもいる。しかし、同じパーティーは1本のザイルによって結ばれ、同じ道を行くことになります。私はこの診療室におけるザイルとして、皆をまとめていきたいと思っています。
厳しい環境で培われたリーダーシップ
11名の歯科医師に加え、受付や歯科衛生士を加えれば、総勢60人というスタッフになります。大人数になりますが、彼らをまとめていけるのも、山で得た経験でしょう。大掛かりな登山では、いくつもの部隊を率いて登っていくことになります。その過程の中で自然とリーダーシップが身に付いていったと思うのです。
ここでも、一目見れば、その人の健康状態がわかります。何も常に気を入れて見ているわけではないのですが、臭覚と言いましょうか、ぱっとすれ違うだけでなんとなく普段と違うことがわかってしまうのです。これは自然という厳しい場所に身を置いていたからこそ、得られた感覚なのかもしれません。今後も肩ひじ張らず、みんなの力が最大限発揮出来るようにしていければと思っています。
これから受診される患者さんへ
ほとんどの患者さんが、一旦治療が終了すると、必ず定期検診に訪れます。歯を健康に保っていくには、定期的に歯科医院で予防をおこなうことが何よりも大切なのです。痛い時だけいらっしゃる方もまだまだ少なくありません。しかし、それはある意味仕方のないこと。「そうしなさい」と教育を受けてないわけですからね。大事なことは“次”であって、今より、予防ということをまず頭に入れておいていただければと思います。
※上記記事は2017年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
川口 隆彦 院長 MEMO
- 出身地:東京都新宿
- 趣味・特技:山登り、釣り、帆船の模型作り
- 好きな作家:司馬遼太郎
- 好きな映画:西部劇
- 座右の銘:「凍るひまなし水車」
- 好きな音楽:ネパール民謡
- 好きな場所:山の上と海の上
グラフで見る『川口 隆彦 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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