宝田歯科クリニック
新宿区/西早稲田/西早稲田駅
- 歯科
- 矯正歯科
- 小児歯科
- 歯科口腔外科
医院情報は東京ドクターズ(株式会社アートブルー)が独自に収集したものです。診療科目や診療時間などにつきましては変更されている場合もございます。ご来院の際は念のため、各医院様へご確認ください。また、掲載情報の内容に誤りがある場合、もしくは情報の修正・新規登録をおこなう場合は『お問い合わせフォーム・その他のお問合わせ』よりお願いいたします。
宝田 建二 理事長への独自インタビュー
多角的な視点を診療に生かしていくために
実家は建築関係の仕事をしていました。父は「建築を継がせたい」と考えていたようなのですが、私が本当にやりたいと思っていたのは、医療に関わる仕事だったのです。そう考えるようになったのは、これは至極単純な理由ですけれど(笑)、当時流行っていたブラックジャックというマンガの影響が強かったですね。どのような形であれ、人を助けるという仕事。それは素晴らしいことだと思ったのです。それに加え、私が幼い頃からプラモデルや模型づくりなどの細かい作業を好んでいたことから、歯科の世界が最もふさわしいと考えたのですね。
大学卒業後は、母校の口腔外科に籍を置きました。口腔外科では、あごの骨折を修復するような症例を手がけることがあります。従来の方法ですと、細いワイヤーを骨に直接巻きつけて固定をはかる方法が採られていたのですが、私が在籍していた当時からは、接着剤でワイヤーを直接歯にくっつける方法が採用されるようになっていました。今のダイレクトボンディングという技術の応用ですけれど、気になって調べたところ、それを開発したのが、のちに私が籍を置いた医用機材研究所だったんですね。そちらの研究所には、医学・歯学はもちろんのこと、理工学系他大学や各企業の研究者たちが一堂に会し、知恵を持ち寄って新しい製品を作り上げていました。振り返れば、その環境に身を置いていたことが、今につながっているような気がします。1つの疾患を1つの分野だけにこだわって治療をしていたのでは、根本的な解決にはつながっていきません。これは仕方のないことですが、当時の大学組織では、科を横断して複数のアプローチを試みるのは非常に困難なことでした。研究所で多角的な目を持つ重要性を学んでいた私は、この考えを臨床に生かすべく、自らのクリニックを開設することにしたのです。
2つの色と匂いで、気軽に相談出来る場所へ
『宝田歯科クリニック』は、1994年8月に開院いたしました。クリニックは、待合室と診療室とで照明の色を変えてあります。待合室は温かみのある黄色い光とし、床も濃い目の茶色に。これは医療機関を連想させるのではなく、少しでも患者さんにリラックスしていただけるよう配慮したものです。打って変わって診療室は白を基調とした作りになっています。こちらは逆に、これから治療を受ける心構えを持っていただきたいと考えてのことでした。
また、それぞれの診療室は匂いも変えてあり、診療室はミント系、待合室は甘いお花の香りになっています。治療が終わり、待合室に入ると、その匂いによってまたリラックスしてもらいたいと考えたんですね。
開業するにあたって最も重視したのが、敷居の低い歯医者さんでありたいということでした。歯科に対して、マイナスのイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。そうではなく、美容室や床屋さんに行くように気軽に来ていただきたい。気軽に、いつでも相談できる場所として利用していただければと思っています。