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佐々木 高憲 院長

TAKANORI SASAKI

お互いが頑張ることで
歯を守っていくことが可能になる

『佐々木歯科医院』を開業したのは1976年のこと。

佐々木 高憲 院長

佐々木 高憲 院長

佐々木歯科医院

渋谷区/道玄坂/神泉駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科

手先が割合に器用で、細かいモノを作ることが好きということもありました

佐々木 高憲 院長

私のところは、どちらかと言えば教育に縁の深い家でした。祖父も叔母も、昔で言う高等師範学校を出て、国語の先生や女学校の校長先生を務めていたのです。その環境ゆえ、私も一時はそうした方面に進むことを考えていました。ところが、たまたま叔母が歯医医に嫁いだことから、「なるほど、そういう道もあるのだ」と考えるようになり、今に至っています。手先が割合に器用で、細かいモノを作ることが好きということもありましたから、「向いている」と考えたのでしょうね。
『佐々木歯科医院』を開業したのは1976年のこと。当時は世田谷区池尻にありました。そちらは大きな通りに面してはいるものの、いかんせん造りが古く、車が通るたびに振動があったんです。「これは長く居られないな」と思い、日当りの良いこの場所(渋谷駅より徒歩6分)に移ってきました。
ただし1つ問題としてあったのが、ここは坂を上りきったところにあることです。ご高齢の方は上がってくるのがもう、とにかく大変。幸い、渋谷マークシティが出来たことでその状況は一変しました。「楽になりましたね」「また通ってこれます」と喜ばれたものです。

歯内療法を柱としながら、被せ物や詰め物といった補綴物を含む審美歯科に力を入れる

佐々木 高憲 院長

歯内療法を柱としながら、被せ物や詰め物といった補綴物を含む審美歯科に力を入れてきました。それから、矯正治療やインプラント治療もおこなっていますが、難症例に関しては専門の先生に頼んでいる状況です。その判断をするにあたって相応のスキルは要りますが、患者さんのためを思えば、専門は専門に任せるというのが懸命な態度だと思います。
叔父の歯科医院に勤めていた頃からですから、長い方だと40数年のお付き合いをしてきたことになります。信頼してくれているかどうかは、わかりかねます(笑)。しかし、患者さんが喜んでくれ、ずっと通ってきてくれているというのは本当に嬉しいことですし、歯科医師冥利に尽きますね。

根の治療をきちんとしようということで始まった

佐々木 高憲 院長

大谷歯内療法研究会というものがあります。設立は1971年。私はそれとほぼ同時に入会し、今日に至りました。この大谷歯内療法研究会が今の日本歯内療法学会の礎となったのです。
大谷歯内研が発足したのと時を同じくして、外国から新しい歯科の材料が様々入ってくるようになりました。今に続くセラミック等、ですね。これによって飛躍的に選択肢が広がりましたが、同時に諸々のトラブルが起こるようにもなってきました。要するに、中の治療をきちんとしないことには、いくら良い上物を入れたところで意味を為さないわけです。この見えないところ、根の治療をきちんとしようということで始まったのが、大谷歯内研です。
根の治療では、変質してしまった歯髄、俗に言う神経を除去し、根管の壁を少しずつ削り取りながら全体をきれいに清掃していきます。そして清掃したのち、今度は根の先まで隙間なく害のない材料で満たしていきます。残念なことに日本の保険診療では、根の治療はあまり評価されているとは申せません。時間も手間も掛かるものですから、その結果として不十分な処置も垣間みられる、ということになるのです。それをどこまでやるか。これは、歯科医師の良心だと私は思っています。

今ではすべてがファイバーコアポストになっている

根の治療を終えた歯に土台を立て、そこに冠を被せることにより歯そのものを保護していくわけですが、この土台には金属を用いるのが一般的でした。ところが金属の場合、柔軟性に欠けるものですから、使っていくうちに歯が疲労してヒビが入ったり、場合によっては割れるということが起こってきます。ファイバーコアポストは、そうした従来の欠点を解消する材料からできています。
金属ではないわけですから、アレルギ―等の問題もありません。しかも、金属が柱になっているとセラミックの透過性が損なわれることになりますが、その点でも透けたような明るさを維持することが可能です。5、6年前に導入したものですが、今ではすべてがファイバーコアポストになっていますね。

これから受診される患者さんへ

歯を守るのにもっとも大事なのは歯ブラシです。これは患者さんの責任でしっかりおこなっていただかなくてはなりません。もちろん、その手入れの仕方を身に付けていただくには、しっかりと教えてもらえる歯科医院を選んでいただくことが条件になります。患者さんの責任と、それを補完する歯科医師の責任。お互いが頑張ることで、歯を守っていくことが可能になるのです。
私の専門ということで1つ言わせていただくなら、1本の歯を大事にしてくれる先生を探していただければと思います。と言うのも、学会誌等を拝見していると、「この歯を抜いちゃって、なんでインプラントを?」というケースが少なくないからです。あなたの希望に応えてくれる先生を求めるべきだと思います。

※上記記事は2015.5に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

佐々木 高憲 院長 MEMO

  • 出身地:秋田県
  • 趣味:旅行
  • 好きな本:旬の本を読みます。
  • 好きな映画:ヨーロッパ映画
  • 好きな言葉:いちずに一本道、いちずに一つ事
  • 好きな音楽:ジャズ(ジャズヴォーカルをされてる患者さんのライブに出向くことも。)、アン・バートンの歌
  • 好きな場所:京都

グラフで見る『佐々木 高憲 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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