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岡村 大器 院長

TAIKI OKAMURA

治療はゴールではなくスタート。治療に至らないための予防に注力し、生活習慣の改善もサポートし患者さんの健口(けんこう)を守る

東京歯科大学卒業後、同大学病院口腔外科に入局。都内外の歯科医院で勤務し副院長職を経て2021年『オカムラ歯科医院』院長就任

岡村 大器 院長

岡村 大器 院長

オカムラ歯科 渋谷医院

渋谷区/宇田川町/渋谷駅

  • ●歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科

先代の理念を継承し、西洋医学と東洋医学の両面で診る

岡村 大器 院長

子どもの頃、目に怪我をして手術した経験がきっかけで、私は医学に関心を持ち始めました。父が歯科医師だったこともあり、私も自然と同じ道を志しました。卒業後は口腔外科に入局し、外科的な診断や処置を多く経験し、今も日々研鑽の毎日です。また、まだまだ認知度の低い口腔がんの啓発、早期発見のための検診なども積極的に行っています。父は私が生まれた年に、渋谷にある商業施設ビルでメディカルモールの先駆けとなるようなフロアーで『オカムラ歯科医院』を開業し地域医療に貢献してきました。
2009年にビルの建て直しによる移転を経て、私は2021年に院長に就任しました。先代である父の医療理念を受け継ぎ、当院は西洋医学と東洋医学の両面から患者さんに歯科医療を提供しています。歯を削る、被せるなどの治療行為は最先端の西洋医学を取り入れつつ、予防や健康に取り組む考え方はやはり、東洋医学のアプローチを大切にしています。西洋医学は慢性的な病気、いわゆる生活習慣病などに対しては限界があり、外科的な処置、薬を飲むなど体に負担がかかります。それに対し東洋医学は個々の身体および精神を含めたバランスを重要視し、体の不調を内側から根本的に治す治療法です。

「治療・予防・健康増進」を意識し患者さんの健康管理をサポート

岡村 大器 院長

治療というのは病気を治すという考えであり、予防は病気にならないようにしていくという考えで、いずれも病気に視点を置いています。健康増進は「健康」に視点を置いていますので、目線や向かっていく目標が違います。病気になってから治療するという考えの方はとても多いと思いますが、それよりも病気にならないようにしていく、そのための第一歩として自ら予防に取り組んでいくことが肝要です。例えば歯周病も生活習慣による病気のひとつですから、治療ありきではなく、予防していくために何が必要なのか、どのように改善してそれを継続していくべきか、ということです。今までのライフスタイルを患者さんに今一度見直していただき、またどうしたら歯周病になりにくくなるのかなど治療を通して情報提供もしていきますし、歯肉状態の改善や当院のプログラムなどを体感することで、マインドが変わってくると思います。霧が晴れるように予防という目標が見えてきますので、一緒に取り組んでいきましょう。患者さんが予防していきたいという気持ちがあれば生活習慣をより良くし、ご自身で健康管理ができるようにサポートしていきます。

治療に至らないための予防に注力し、患者さんに浸透させる

岡村 大器 院長

私自身が以前から思い描いている医院形態というものがあり、健康な方でも来院できるような医院造りにしたいと思っております。この医院構想と患者さんの健口(けんこう)を守るということを大切に考え、『オカムラ歯科医院』は予防歯科に力を入れています。
もともと予防歯科的なものは昔から取り入れていたのですが、保険診療で認められていない部分もあり、自費診療で対応していたという経緯があります。医療保険制度内に歯周病重症化予防治療・歯周病安定期治療という項目があり、予防的な治療が受けやすくなりました。予防は大事だけれど、そのやり方がわからないという患者さんも多い中、私たちが患者さんの予防と健康のためにサポートしていく立場にあります。私も経験がありますが、治療ってやっぱりつらいものですから、治療に至らないためにご自身でも努力しないといけません。患者さんがご自身で健康管理をできるようになってほしいというメッセージも込めて、予防歯科をもっとみなさんに知ってもらい広めていきたいです。当院はよくある治療を意識した管理型の予防ではなく、患者さんが自律できるようプログラムを組んでいます。患者さんが自ら進んで予防したいと来院してもらえる環境づくりも意識しています。

口腔がんの撲滅を目指し、啓発と健診も積極的に行う

私自身が口腔外科の研鑽を積み、多くの症例を診てきたことから『オカムラ歯科医院』は口腔がんについて積極的に啓発をしています。当院は「口腔がん撲滅委員会」が定める口腔がん検診・口腔検診の実施医院のひとつでもあります。口腔がんは口内炎と誤認されるなどの理由で発見が遅れ重症化してしまうことがありますが、早期発見で治療をすれば命に関わることはほぼありません。実際に私が病院助手で勤務していた頃、口腔がんを発見したことがありました。歯周病がひどく抜歯依頼で上がってきた症例でしたが、レントゲン所見で違和感を覚え、念のため細胞診をしたところクラス4の結果で、全身麻酔下での手術となり組織診の結果も口腔がんでした。術後の経過観察途中で顎補綴といって大きな入れ歯を入れる必要があったので、その対応ができる病院に転院となってしまいましたが、その際にも患者さんにすごく感謝していただいたことは今も私の生きがいになっていますし、これからも口腔がんをなくしていきたいというモチベーションになっています。

これから受診される患者さまへ

『オカムラ歯科医院』は各線渋谷駅から徒歩8分、ビルの6階にあります。商業施設渋谷パルコより徒歩1分で、お買い物などの途中で立ち寄りやすい立地です。むし歯や根管治療などの一般歯科はもちろん、歯周病の治療、口腔外科処置や予防歯科に力を入れています。これからも患者さんの健口(けんこう)をサポートし、心地よく笑顔で通えるクリニックであり続けることが今の目標です。治療が終わるのがゴールではなく、そこからが健康を守っていくスタートラインと考えています。当院のスタッフ一同がサポートし、患者さんが安心して予防に取り組んでいただけるスキームをご用意していますので、気になることはなんでも聞いてくださいね。


※上記記事は2023年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

岡村 大器 院長 MEMO

  • 趣味&特技:旅行、ドライブ
  • 好きな本:The Secret、7つの習慣、ヨシタケ シンスケ
  • 好きな音楽:Mr.Children、GReeeeN
  • 好きな映画:スターウォーズ、奇跡のリンゴ
  • 好きな場所・観光地:伊勢、忍野八海、温泉
  • 好きな言葉・座右の銘:口はイノチの要、全てのコトにはイミがある

岡村 大器 院長から聞いた
『歯周病』

毎日のセルフケアが重要。生活習慣の改善も意識して

歯周病は4つのリスクファクター(危険因子)があり、細菌、局所因子、全身因子、環境因子になります。つまり、歯垢や歯石だけがリスクになるというわけではなく、その他のリスクファクターが重なり合うことで悪化していきます。 
噛み合わせや食い縛り、基礎疾患の有無など全身の状態、食生活やストレスなども影響します。
歯周病の初期である歯肉炎や軽度歯周炎は自覚症状に乏しく、ご自身ではなかなか気が付きません。冷たいものがしみてきて、虫歯ができたと思って来院される方も多いです。
やがて歯茎から血や膿が出る、自覚できるくらいにぷくっと腫れる、歯がグラグラして痛みを伴うなどの症状が出てきます。治療方法としてはレントゲン検査、歯周検査をして状態を把握し、歯石の除去と歯周ポケットの洗浄、歯磨きの指導をします。予防策としてはセルフケアが何より大事になってきますので、毎日の歯磨きをしっかりすることです。また生活習慣と密接な関係がありますので、栄養バランスを考えた食生活を送り、良質な睡眠を取り、適度な運動をして健康的な生活を送ることも重要です。超加工食品や添加物の多い食品を避け、エスカレーターではなく階段を使ったり、ひと駅歩くなど日頃から少しだけ意識してみてほしいです。

グラフで見る『岡村 大器 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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