安藤眼科クリニック
練馬区/下石神井/井荻駅
- 眼科

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松田 由紀子 院長への独自インタビュー
医師だった両親の影響からこの道へ。大学病院で経験を積んだ後、地域医療に携わりたいと開院
私は、両親ともに医師という医科系の家庭に育ちました。そのため「自分も将来は医師になるのだろう」と、小さい頃から何となく思っていたのですが、医学部受験に失敗してしまい……。浪人することを親から反対されたこともあって、現役で合格していた歯学部へと進学することになりました。元々が医科志望だったこともあって、数ある専門分野の中でもっとも歯科らしくない口腔外科を専攻し、大学卒業後は日大歯学部の口腔外科教室に入局しました(笑)。
大学病院の口腔外科には10年ほど在籍し、その間、親知らずの抜歯に始まりお口の中の癌の治療などにも従事しました。患者さんの生死に関わる仕事であり、大きなやりがいを感じていましたが、一方で「地域医療に携わる仕事をしたい」という想いも強く、大学の先輩の跡を引き継ぐ形で当院を開院。今年(2015年)で21年目を迎えます。
口腔外科治療に限って言いますと、確かに大学病院にいないとできないこともありますが、私にとって地域の人たちのふれあいは、そうしたデメリットを補って余りある喜びであり、開業医になって本当に良かったと思っています。
「街の歯医者さん」として、通院しやすい環境を整える
私自身、長く口腔外科に携わってきましたので、たとえば他院からの紹介といった形で、専門的な外科手術やインプラント治療を行うこともありますが、基本的には、当院は「街の歯医者さん」であり、歯に関するお悩みについて幅広く診察させていただいています。
「街の歯医者さん」ということで、やはり患者さんは近隣にお住まい・お勤めの方が中心。周辺に大学が多い土地柄、その職員の方なども多く来院されます。また、家族ぐるみでご利用いただいている患者さんが多い点も当院の特徴で、開業当時はまだ小さな子どもだった患者さんが親となり、今はそのお子さんを連れて来院されている姿などを見ると、20年という時の長さを改めて実感させられます。
患者さんに「今日は何しに来たの?」と気軽に声をかけることのできる関係性が、私の理想とするところです。歯科医院というのは、痛くならない限り自発的に受診していただくことが難しい場所。患者さんとの間の敷居をできるだけ低くし、通院しやすい環境を整えることはとても大切なことだと考えています。
今振り返ってみると、これはまさに「町医者」であった父の診療スタイルなんですね。医科と歯科という違いはありますが、現在の私にもっとも大きな影響を及ぼしたのも、そして医療人としての最終的な目標も、私にとっては父だと思っています。
院長の松田先生は歯科医師会の専務理事をされていますが、プライベートはたいへん可愛らしい女性です。公私ともにお世話になり、とても仲良くさせていただいています。