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加藤 弘文 院長

HIROFUMI KATO

自分にして欲しいことを患者さんに。伴走者として、患者さんと共により良いゴールを目指す。

北海道大学歯学部卒業。都内勤務医を経て、1996年に『かとう歯科クリニック』を開院(東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」からすぐ。東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」から徒歩4分、JR総武本線「新日本橋駅」から徒歩4分)。現在にいたる。

加藤 弘文 院長

加藤 弘文 院長

かとう歯科クリニック

中央区/日本橋小伝馬町/小伝馬町駅

  • ●歯科
  • ●訪問歯科診療

大の歯医者さん嫌いが、歯医者さんの道に

加藤 弘文 院長

歯医者さんが嫌いでした。それも並みの嫌いではなかったのです。今でも憶えているのですが、母親に連れられて歯医者さんに行く途中、脱走して逃げだしたことがあります(苦笑)。普通はそこまでしませんよね。あきらめて渋々したがうものだと思うのですが、手を振り切って逃げるとか、ちょっと……(苦笑)。今でも、歯医者さんを怖いし痛いしで、苦手な方は大勢いらっしゃると思います。また治療の回数が長いことにイライラするという方もおられるでしょう。自分がその道に進むことで、そのような思いをしなくて済むような歯医者さんを作りたいと考えたのです。
北海道大学を卒業後、勤務医を経て、1996年に『かとう歯科クリニック』を開院いたしました。患者さんは当時からこの辺りに勤務されている方が多かったですね。あるいは、そのご家族や紹介を受けていらした方。それが最近は訪問診療に行くようになったことで、少々状況が変わってきたように感じています。

極力、自分がしてもらいたいことを患者さんに

加藤 弘文 院長

自分がしてもらいたい治療を提供することを心掛けています。歯医者さんは何度通っても良くならない、いつまでたっても終わらないとお思いの方は少なくないことでしょう。もちろん、治療の内容によってはどうしても回数が掛かるものはあります。しかしそれにしても、目安というものを伝えるべきなのです。どのくらいで終わるのか、今はどの段階にいたっているのか。逐一、患者さんに状況をお話しし、疑問を解消していくことが大切です。
それからまた、これも自らの経験によるものですけども、なるべく痛くない治療を提供したいと思っています。麻酔1つとっても、痛くないやり方があります。そうするには、麻酔に掛ける時間を多少いただくことになりますが、「痛くない」ことは、それだけでもずいぶんと歯医者さんのハードルを下げるのではないでしょうか。
歯科疾患は、自然治癒がほぼ存在しない分野です。だからこそ治るまで治療を続けていただきたいですし、患者さんにそうしていただけるような努力を続けていきたいと考えています。

歯周病に“気づいてもらう”ために

加藤 弘文 院長

この辺りは比較的年齢が上の方が多いものですから、自然、治療の対象となるのは虫歯より歯周病のほうが多くなります。
虫歯の場合、穴が開いて痛みが出るものですから、患者さんはそれとわかります。問題は、歯周病はその自覚がないことで、気づいた時には、1度に2、3本の歯を失ってしまう事態になることも決して珍しいことではありません。ですから、病気の深刻度を理解していただき、治療のモチベーションをアップしていただくことが大切になってきます。
当院では、その都度その都度口腔内の写真をお撮りし、患者さんにお口の中を見ていただくようにしています。今はWi-Fiで撮ったものをすぐに飛ばせる時代ですから、その点は便利になってきていますね。やはり、直接見ないことには、理解は深まっていきません。前回、前々回と比較してご覧いただくことで、段々と良くなっていっているのが一目瞭然にわかると思いますし、それが患者さんのモチベーションにもつながっていくと考えています。

最後まで寄り添っていくための訪問歯科診療

私は地区の歯科医師会の理事を務めていますが、その縁もあり、特養老人ホームを中心に訪問歯科診療をおこなっています。
平成27年(2015年)の国勢調査によると、総人口に占める65歳以上の方の割り合いが4人に1人という結果になっています。そうなりますと、自力で歯医者さんに通えない方が今後一層増えてくることが予想されます。これまでずっと診てきたのに、通えなくなったからといって診てあげられないのは不憫ですよね。また、自ら手掛けた入れ歯などは、手掛けた本人が見て差し上げたほうが具合が良いこともあります。訪問歯科診療は今後ますますニーズが高まってくるものだと思いますし、なにより、治療をしたものの責任として、できる限り最後まで診ていきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

人はなかなかそれまでの生活を変えられるものではありません。それは自分を振り返ってみても、そうなのです。しかし、虫歯や歯周病を予防するには、その生活習慣を見直していただくことが大切になってきます。
おひとりではそれが難しいこともあるでしょう。ですから、その努力をサポートする役割を私たちが担っていければと考えています。マラソンの伴走者のように、一生ご自分の歯で噛み続けるというゴールを目指し、一緒に歩んでいきたいですね。

※上記記事は2017年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

加藤 弘文 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味・特技:自転車
  • 好きな本・好きな作家:ミステリー/スティーブン・キング
  • 好きな映画:アクション、ミステリー、ファンタジー
  • 座右の銘・好きな言葉:dentistry is work of love
  • 好きな音楽:「ジャズ、クラシックからポップスまで幅広く」
  • 好きな観光地:北海道

グラフで見る『加藤 弘文 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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