東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

黒河 宏之 院長

HIROYUKI KUROKAWA

「病は口から」。歯周病のプロが行う納得の歯科治療。

歯科医師になったのち、大学病院を経て小伝馬町駅近くに在った東織健保組合の管理する診療所に20年以上にわたり勤務。その後、当地を引き継ぎ独立し開業。

黒河 宏之 院長

黒河 宏之 院長

黒河歯科医院

中央区/日本橋堀留町/人形町駅

  • ●歯科

患者さんの負担の少ない丁寧な診療を心がける。

黒河 宏之 院長

私の祖父が開業医をしていました。明治の生まれですから、広島の田舎ではずいぶん古い歯医者ということになりますね。そこに勤務医として来たのが私の父で、その地で生まれたのが私ということになります。
小さい頃からよく診療室に出入りしていて、患者さんから「大きくなると何になるの?」とたずねられると、私は決まって「歯医者さんになる」と答えていたものです。それを聞くとみんなが笑顔になるし、ふと見ると、父も顔をほころばせている。その時に感じた幸せ感というものが今の道を選ばせたのだと思っていますし、今となれば、ある種、そういう運命にあったようにも感じています。

建物をご覧になればピンと来ると思うのですが、ここは元々、東織健保組合の管理する診療所だった場所で、13年前に今の形として私が独立をしたものです。時代が変わり、1つの健保組合が診療所を維持するということに無理が生じてくるようになったのです。実際、私のところにもそういう話がまいりました。そこで田舎に帰るというのも選択肢の1つでしたが、そうなると、ここで20数年診てきた患者さんのアフターフォローはどうするのか、という問題が生じます。選択の結果、『黒河歯科医院』が立ち上がったという次第なのです。

「患者さんから、ようけ(お金を)もらったらいけんのんど」 亡くなった父が私に残した言葉です。丁寧な治療をして、患者さんの負担を出来る限りおさえる。そうなれば、患者さんも喜んでいただけますしね。唯一の遺言のようなものであり、私はそれを守って今に至っているということなのです。

高齢化社会を見据え、往診を実現させたい。

黒河 宏之 院長

この辺りに勤務されている方で、口コミでいらっしゃる方も多いですし、あとは、“戻っていらした”方でしょうか。以前にこの付近で勤務されていたことを縁として通院されていた方が、定年退職をされて田舎に帰られた。その中には難症例の方も少なからずいらっしゃったものですから、地元の歯科医院に行かれたものの、思ったようにいかず、またこちらに通われるという形です。東京はもちろん、千葉、埼玉、神奈川からもいらっしゃいますし、1番遠いところでは、香川県という方もいらっしゃいますね。遠くからわざわざいらっしゃってるわけですから、こちらもなんとか都合をつけて集中して診させていただくのです。その甲斐もあってか、ひどい歯周病でいらした方も、比較的早く「もうこんなになるの?」という感じでコントロールが出来るようになるんですね。
今の状況であれば、今後、ご高齢の方が徐々に増えてくるものと思われます。今のところ電車で通ってきていただいていて、それは誠にありがたいことなのですが、遠くない将来、それも難しくなってくるでしょう。これは私の希望でもあるのですが、今、大学に通っている息子が卒業してここを任せられるようになれば、その方々の元へ私が往診に行ければと考えています。もちろん、香川までは難しいですよ(笑)。でも、関東周辺の方で、「どうしても…」と言われたら、それは「行きます」となりますよね。

ぐらぐらの歯を良い形で残すノウハウがここにある。

黒河 宏之 院長

大学病院に籍を置いていた頃より歯周病を専門としてきましたが、かといって、歯周病の治療ばかりをやっているわけでもありません。歯周病ですと、もちろん残せる歯は残していくのですが、他の歯に悪影響を与えるケースでは当然抜かなければなりませんし、そうなると、そこに何かを入れなければなりません。結局のところ、全てを出来なければ歯科医師として用を為せない、ということなんですね。
私のポリシーとして1つあるのが、抜歯後、何らかの形で仮歯を入れて差し上げてお帰りいただく、ということになりますでしょうか。田舎ならともかく、この東京で歯が1本ない状態は、いやではないですか。ですから、「これなら患者さんもお困りにならない」という状態になったところまでして、お帰りいただくのです。
これはお望みの方に限り、ということになりますが、歯を抜いた際、1つの選択肢として抜歯即時インプラントをおこなっています。技術的には難しいものですが、私の場合、重症の歯周病の患者さんを診てきた経験が役に立っています。ぐらぐらの歯を良い形で残すノウハウが、この治療にもリンクするということなんですね。

精緻な歯周病治療を支える最新機器。

「この機器がないために出来ない」というのは悔しいものがありまして(笑)、その代表例がマイクロスコープであり、レーザー治療になります。
特にレーザー治療については、私の歯周病治療には今や欠かせないものとなっています。たとえば外科処置をおこなった際、レーザーを使うか使わないかによって、治りの早さや仕上がりの美しさには格段の違いが出てきます。歯周病の手術もそうですね。縫い合わせた表と裏の歯ぐきにレーザーを当てますと、これもある種のテクニックが必要になるのですが、本当にきれいに整形することが出来ます。おまけにメラニン色素もきれいにとれるものですから、一石二鳥の技術とも言えるでしょうね。

これから受診される患者さんへ。

どうしてもインプラントに拒否反応を示す方がいらっしゃいます。それを無理に薦めることはしておりませんが、その一方で、インプラントの恩恵を享受しておられる方がいらっしゃるのも事実です。少しアンテナを広げられて、選択肢の1つとしてお考えいただければ宜しいかと思います。

歯は、非常に大事な身体の組織です。「病は口から」という言葉もありますし、実際、一昔前は「糖尿病だから歯周病になりやすい」と言われていたものが、今は「歯周病だから糖尿病になりやすい」といったことが証明されてきています。
だからこそ、毎日の歯ブラシが大切ということになります。介護老人保健施設での調査によると、自分の歯である程度噛める人は、そうでない人に比べて、寝たきりになる確率が非常に低いという結果も出ています。楽しい老後を過ごすためにも、歯ブラシをしっかりやっていただき、年に何回か、行きつけの歯医者さんでチェックしてもらうことを習慣づけていただきたいですね。

※上記記事は2014年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

黒河 宏之 院長 MEMO

  • 出身地:広島県
  • 趣味・特技:ゴルフ、ギター、自転車
  • 好きな本:推理小説
  • 好きな映画:バック・トゥー・ザ・フューチャー、未知との遭遇、ライフ・イズ・ビューティフル
  • 好きな言葉:let it be
  • 好きな音楽:ジャズ、フュージョン
  • 好きな場所:ゴルフ場、軽井沢

グラフで見る『黒河 宏之 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION

黒河歯科医院

黒河 宏之 院長

中央区/日本橋堀留町/人形町駅

  • ●歯科
医院情報 院長紹介 求人 MAP 徒歩ルート
医師の声 患者の声 PR WEB予約 オンライン
診療