更年期障害(コウネンキショウガイ)の原因
女性の更年期とは、個人差はあるものの、月経が終わる閉経(平均50歳)をはさむ45~55歳くらいで、妊娠可能な成熟期から妊娠が可能でなくなる老年期へと移り変わる時期を指す。更年期障害は卵巣機能の低下による卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が減少・消失するために起こるもので、このほかに社会的要因、心理的要因などが複雑に絡み合って起こる。更年期障害(コウネンキショウガイ)の症状
疲労感、めまい、ほてり、冷え、不眠、頭痛、腰痛、肩こり、集中力の低下、漠然とした不安など。閉経前後にホルモンの分泌が減少、または消失することで様々な症状が現われる。更年期障害(コウネンキショウガイ)の治療
更年期障害は誰にでも起こるものの、日常生活に差し障りが生じ、治療が必要となる人は2~3割とみられる。卵巣の働きが衰え、その影響によって自律神経の機能が乱れている場合には、ホルモン補充療法をおこなう。漢方薬はホルモン剤を使用出来ない人でも服用がが可能な点で有用な療法。心因性の神経症の場合には、カウンセリングなどの心理療法を受け、こころのケアをすることが大切。- 受診科目
- 婦人科
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医師から聞いた
更年期障害の対処(治療)方法
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がん疼痛に”オピオイド” 適切な使用でつらい症状を回避
オピオイドという言葉より「医療用麻薬」という言葉の方がハッとする方は多いかと存じます。
日本ではまだまだ、モルヒネに対する誤解や抵抗が根付いている印象を受けます。
がん疼痛をうまくコントロールするポイントは、いかに早いタイミングで症状をコントロールしていくかにつきます。以前は、NSAIDsから弱オピオイド、強オピオイドと順番に使っていきましょう(だんだんと強いお薬を使いましょう)と考えられてきましたが、大切なことは、痛みの原因に対してどの受容体が存在するか。その受容体に応じた薬を適切に使うことが何よりも大切です。当然薬には副作用がつきものです。代謝酵素の欠損を含め、人それぞれ効果の出方には差がありますが、大きな副作用としては、便秘、悪心、眠気になります。悪心や眠気は2-3日で耐性ができ問題がなくなることが多いですが、便秘は容量依存に関係なく出てしまう非常に厄介な副作用になります。そのため、オピオイドの内服が始まると、排便コントロールには意識をするようにしましょう。現在、モルヒネ、オキシコドン、ヒドロモルフォン、フェンタニル、メサドンなどたくさんのオピオイドが使用できるようになったため、効果が十分でなかったり、臓器障害のため副作用が出やすくなった場合には、他のオピオイドにswitching(変更)することでうまくコントロールができます。また、オピオイドは痛みだけではなく、息苦しさや咳のコントロールもできますので、主治医の先生の話をよく聞き、正しくうまく使っていきましょう。