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糖尿病内科

この病気について4人の医師の見解があります。

医師から聞いた
糖尿病の対処(治療)方法

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どのタイプの糖尿病であっても早期に適切に治療を行うことが合併症予防に大切

血糖が正常より上昇してしまう糖尿病は適切に治療を行わない場合には、血管が固く、狭くなり、長期的には腎臓病、心臓病、脳卒中など全身の病気に進展してしまいます。このような合併症を防ぐために早期の発見、治療開始が重要になります。
糖尿病は大きく分類して1型と2型があります。一般的に多くみられる糖尿病は2型糖尿病となります。2型糖尿病は過食や運動不足といった生活習慣によって血糖が上昇して発症することが多いですが、実は発症しやすい体質も大きくかかわっています。生活習慣を改善させようと努力されていてもなかなか改善しない場合には、こうした患者さん個人の体質にも配慮した治療が必要であると考えています。幸いにも現在までに多くの種類の糖尿病治療薬が使用できるようになりましたので、患者さんの生活習慣や体質に寄り添った治療がしやすくなっています。
1型糖尿病は自己免疫といって、自身の体の中で自身の膵臓がダメージを受けて、膵臓から分泌されるインスリンという血糖を下げるホルモンが少なくなって発症します。患者さんの数は2型糖尿病の患者さんに比べてかなり少ないです。現時点でインスリンは飲み薬として体内に補完できませんので、1日に数回インスリンを注射することが必要となります。ただ注射の仕方は進歩しており、インスリンポンプという小型機器を用いてインスリンを持続的に皮下に注入する方法や、さらに近年では血糖値をリアルタイムでモニターしながら投与するインスリン量を調整できるインスリンポンプも登場しています。
繰り返しになりますが、どのタイプの糖尿病であっても早期に適切に治療を行うことが合併症予防に大切です。血糖値が気になる方は、はやめに医療機関に受診されることをお勧めします。

永島 秀一 院長
永島メディカルクリニック
永島 秀一 院長
さいたま市見沼区/南中野/大宮駅
●内科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科 ●健診・検診

深刻な合併症を防ぐためには、定期的にクリニックを受診し、血糖や血圧、コレステロールを良いレベルに保つことが大切

糖尿病はインスリン(膵臓から出ている血糖値を下げるホルモン)作用の不足に基づく慢性の高血糖の病気です。自覚症状のない方が多く、血糖がかなり高い時は、のどの渇き、頻尿、体重減少といった症状が現れます。治療としては、食事療法、運動療法、薬物療法があります。食事については、バランスの良い適切な量の食事をするのが大事です。薬物療法は、内服と⾃⼰注射があります。自己注射の薬には、インスリン製剤とインスリン分泌促進と食欲抑制作用効果を両方持つ薬があります。インスリンの⾃⼰注射は、全ての患者さんが⼀度始めると⼀⽣続けなければならないというわけではなく、体からインスリン分泌が十分に出ている方は、血糖コントロールが良好になってから徐々にイン スリンを減量し、内服薬に切り替えることも可能です。

糖尿病合併症は多様で、放置すると腎不全から透析になったり、視力低下や失明したり、下肢の切断に至る場合もあります。ただ、良好な血糖コントロールすれば、合併症なく糖尿病ではない人と同じような生活が出来ます。糖尿病合併症を予防するのは、自己中断しないで、定期的に受診、血糖、血圧、コレステロールを良いレベルにするのが大切です。

張 宇 院長
わらび内科・糖尿病クリニック
張 宇 院長
川口市/芝新町/蕨駅
●内科 ●糖尿病内科
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