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この病気について6人の医師の見解があります。
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血糖が正常より上昇してしまう糖尿病は適切に治療を行わない場合には、血管が固く、狭くなり、長期的には腎臓病、心臓病、脳卒中など全身の病気に進展してしまいます。このような合併症を防ぐために早期の発見、治療開始が重要になります。糖尿病は大きく分類して1型と2型があります。一般的に多くみられる糖尿病は2型糖尿病となります。2型糖尿病は過食や運動不足といった生活習慣によって血糖が上昇して発症することが多いですが、実は発症しやすい体質も大きくかかわっています。生活習慣を改善させようと努力されていてもなかなか改善しない場合には、こうした患者さん個人の体質にも配慮した治療が必要であると考えています。幸いにも現在までに多くの種類の糖尿病治療薬が使用できるようになりましたので、患者さんの生活習慣や体質に寄り添った治療がしやすくなっています。1型糖尿病は自己免疫といって、自身の体の中で自身の膵臓がダメージを受けて、膵臓から分泌されるインスリンという血糖を下げるホルモンが少なくなって発症します。患者さんの数は2型糖尿病の患者さんに比べてかなり少ないです。現時点でインスリンは飲み薬として体内に補完できませんので、1日に数回インスリンを注射することが必要となります。ただ注射の仕方は進歩しており、インスリンポンプという小型機器を用いてインスリンを持続的に皮下に注入する方法や、さらに近年では血糖値をリアルタイムでモニターしながら投与するインスリン量を調整できるインスリンポンプも登場しています。繰り返しになりますが、どのタイプの糖尿病であっても早期に適切に治療を行うことが合併症予防に大切です。血糖値が気になる方は、はやめに医療機関に受診されることをお勧めします。
尿が近くなる、喉が渇く。このような症状は高血糖の状態である可能性があります。さらに注意しなければならないのは、手足のしびれ、目のかすみなどで、これらは糖尿病の合併症が疑えます。糖尿病と自覚されていない方がすでに合併症を併発していることは珍しいことではありませんので、そのためにも、1年に1回の健康診断を受けていただくことが大切です。糖尿病は、年齢を経れば経るほどなりやすい疾患と言えます。と言いますのも、若いうちは膵臓が頑張ってインスリンを作れるからです。糖尿病を大別すると、2つの病態に分かれます。1つがインスリン分泌不全で、頑張ってきた膵臓が踏ん張りきれなくなり、発症するもの。もう1つが、インスリン抵抗性という病態です。内臓脂肪から供給される遊離脂肪酸があると、インスリン抵抗性が増すと言われています。つまり、糖尿病にとっても肥満は大敵で、できることなら解消に努めていただきたいと思います。
糖尿病はインスリン(膵臓から出ている血糖値を下げるホルモン)作用の不足に基づく慢性の高血糖の病気です。自覚症状のない方が多く、血糖がかなり高い時は、のどの渇き、頻尿、体重減少といった症状が現れます。治療としては、食事療法、運動療法、薬物療法があります。食事については、バランスの良い適切な量の食事をするのが大事です。薬物療法は、内服と⾃⼰注射があります。自己注射の薬には、インスリン製剤とインスリン分泌促進と食欲抑制作用効果を両方持つ薬があります。インスリンの⾃⼰注射は、全ての患者さんが⼀度始めると⼀⽣続けなければならないというわけではなく、体からインスリン分泌が十分に出ている方は、血糖コントロールが良好になってから徐々にイン スリンを減量し、内服薬に切り替えることも可能です。糖尿病合併症は多様で、放置すると腎不全から透析になったり、視力低下や失明したり、下肢の切断に至る場合もあります。ただ、良好な血糖コントロールすれば、合併症なく糖尿病ではない人と同じような生活が出来ます。糖尿病合併症を予防するのは、自己中断しないで、定期的に受診、血糖、血圧、コレステロールを良いレベルにするのが大切です。
糖尿病の中でも患者数の多い2型糖尿病は、食べすぎやデスクワークによる運動不足などの生活習慣に起因して発症することが多いです。いったん発症すると治癒を期待するのは難しいため、病気と上手に付き合っていく必要があります。治療では食事療法や運動療法によって生活習慣を整え、必要があれば内服薬による治療が行われることが一般的です。糖尿病は神経・目・腎臓に生じる三大合併症をいかに予防するかが大事です。また、お薬や生活習慣の変化によって急性の合併症が生じる可能性があるため注意が必要です。たとえば夏の暑い時期にスポーツドリンクを多量に摂取すると血糖値の上昇を招き、倦怠感や体重減少につながる恐れがあります。なお、自己判断でインスリン注射を中止することは非常に危険ですから、必ず医師の指示にしたがうようにしましょう。
糖尿病とは、インスリンのはたらきが低下して血液中の糖が増えてしまう病気です。初期は無症状ですが、病気が進行するにつれて尿の量が多くなったり、だるさを感じたり、体重減少がみられるようになります。また合併症として、目が見えなくなったり(糖尿病網膜症)、人工透析が必要になったり(糖尿病性腎症)、手足のしびれ(神経障害)などが生じる恐れもあります。糖尿病の治療では、食生活や運動などの生活習慣を見直すことを基本に、お薬による治療が選択されることもあります。最近はテレワークの普及によって運動不足になり、若い世代の方でも糖尿病を発症するケースが増えている印象があります。糖尿病は遺伝性によるものもありますが、多くは運動不足や過食、ストレスなどの生活習慣が原因で発症します。日頃からバランスのよい食事や良質な睡眠をとることを心がけ、適度に息抜きをするなど生活習慣を整えることが予防につながります。
糖尿病はほぼ無症状で進行する病気糖尿病は多くの場合、初期段階ではほとんど症状が現れません。巷でよく耳にする「口渇(のどの渇き)」や「多尿」といった症状は、実は病気がある程度進行した段階で見られるサインです。このため、知らないうちに病状が進行してしまい、発見が遅れるケースも少なくありません。そのため、定期的な健康診断で血糖値をチェックし、早期発見と対策を行うことが重要です。治療の進化と血糖コントロールの向上近年では、糖尿病治療薬の種類が格段に増え、より効果的に血糖値をコントロールできるようになっています。インスリン注射や経口薬に加え、GLP-1受容体作動薬などの新しい薬剤も登場し、個々の患者に適したアプローチが可能です。また、血糖値が上がりやすい原因についての研究も進み、食事や生活習慣の改善によって薬に頼らず血糖値を安定させる方も増えてきています。生活習慣改善による血糖コントロール糖尿病は食生活や運動習慣、ストレス管理などの生活習慣が密接に関係しています。例えば、食後高血糖を防ぐために低GI食品を選んだり、食物繊維を多く含む食事を心がけたりすることが効果的です。また、定期的な運動はインスリンの感受性を高め、血糖コントロールに役立ちます。こうした生活パターンをひとつずつ見直していくことで、必要最小限の薬で管理できるケースも少なくありません。「寛解」という新しい概念かつては「一度発症したら一生治らない病気」というイメージが強かった糖尿病ですが、最近では特に海外を中心に「寛解(かんかい)」という考え方が注目されています。糖尿病の寛解とは、薬を使わずに血糖値やHbA1cなどの指標が安定し、糖尿病の診断基準を満たさない状態が一定期間続くことを指します。糖尿病は「治らない病気」から「寛解できる可能性のある病気」へと認識が変わりつつあります。
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どのタイプの糖尿病であっても早期に適切に治療を行うことが合併症予防に大切
血糖が正常より上昇してしまう糖尿病は適切に治療を行わない場合には、血管が固く、狭くなり、長期的には腎臓病、心臓病、脳卒中など全身の病気に進展してしまいます。このような合併症を防ぐために早期の発見、治療開始が重要になります。
糖尿病は大きく分類して1型と2型があります。一般的に多くみられる糖尿病は2型糖尿病となります。2型糖尿病は過食や運動不足といった生活習慣によって血糖が上昇して発症することが多いですが、実は発症しやすい体質も大きくかかわっています。生活習慣を改善させようと努力されていてもなかなか改善しない場合には、こうした患者さん個人の体質にも配慮した治療が必要であると考えています。幸いにも現在までに多くの種類の糖尿病治療薬が使用できるようになりましたので、患者さんの生活習慣や体質に寄り添った治療がしやすくなっています。
1型糖尿病は自己免疫といって、自身の体の中で自身の膵臓がダメージを受けて、膵臓から分泌されるインスリンという血糖を下げるホルモンが少なくなって発症します。患者さんの数は2型糖尿病の患者さんに比べてかなり少ないです。現時点でインスリンは飲み薬として体内に補完できませんので、1日に数回インスリンを注射することが必要となります。ただ注射の仕方は進歩しており、インスリンポンプという小型機器を用いてインスリンを持続的に皮下に注入する方法や、さらに近年では血糖値をリアルタイムでモニターしながら投与するインスリン量を調整できるインスリンポンプも登場しています。
繰り返しになりますが、どのタイプの糖尿病であっても早期に適切に治療を行うことが合併症予防に大切です。血糖値が気になる方は、はやめに医療機関に受診されることをお勧めします。