急性咽頭炎(キュウセイイントウエン)の原因
最も多いのは、かぜの症状として粘膜が腫れるもので、化膿性連鎖球菌や肺炎球菌などの細菌によっておこることがある。急性咽頭炎(キュウセイイントウエン)の症状
のどが赤く腫れてヒリヒリし、乾燥感を感じる。発熱、倦怠感をともなうこともある。急性咽頭炎(キュウセイイントウエン)の治療
うがいやトローチ薬などで咽頭を清潔にし、のどの痛みには消炎鎮痛剤を用いる。細菌感染によるもので二次感染が心配されるケースでは、ペニシリン系やニューマクロライド系の抗菌薬を用いる。- 受診科目
- 耳鼻咽喉科
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急性咽頭炎の対処(治療)方法
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溶連菌による咽頭・扁桃炎への対処
小児の急性咽頭炎・扁桃炎の病原体の多くはウイルスですが、細菌では溶連菌の頻度が高く、5歳をピークに4歳~小学生の間で多く見られます。症状としては発熱、倦怠感、咽頭痛、皮疹、腹痛や嘔吐など。
診察所見としては、特徴的な咽頭所見(咽頭の点状出血斑)、イチゴ舌、皮膚所見(小さな赤い発疹など)などをチェックしていくことになります。
治療としては、ペニシリン系抗菌薬の10日間内服が基本で、これでリウマチ熱発症を予防できます。最近は、溶連菌咽頭炎の2‐3週間後以降に発症する、急性糸球体腎炎の頻度は減少しています。無症状のお子さんの咽頭の検査をすると、10~20%は溶連菌が陽性となり、これを保菌といいます。保菌は抗菌薬治療の対象とはならず、また、3歳未満では続発症としてのリウマチ熱は見られないため、原則、抗菌薬は不要です。