歯性上顎洞炎(シセイジョウガクドウエン)の原因
細菌が上顎洞に入って炎症をおこすもので、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌、大腸菌などがある。歯性上顎洞炎(シセイジョウガクドウエン)の症状
目の下、鼻の外側にある上あごの空洞に生じる炎症。鼻汁や涙がとまならくなることがあり、進行すると眼球の突出や失明の可能性も生じる。むし歯や歯周病(歯槽膿漏)を治療せずに放置した場合におこることがある。歯性上顎洞炎(シセイジョウガクドウエン)の治療
上顎洞の膿みを排出し、抗菌薬を使用する。原因となった歯科疾患がある場合は、その治療をおこなう。- 受診科目
- 歯科
- 歯科口腔外科
この病気について4人の医師の見解があります。
歯科医師から聞いた
歯性上顎洞炎の対処(治療)方法
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片側だけ鼻が詰まる。奥歯の炎症は看過せずにすぐ治療を
歯を悪くした患者さんで、鼻の奥の副鼻腔に炎症を起こす蓄膿症になる方がいます。両側の場合は鼻が原因のことが多いのですが、片側の場合は歯に原因があることが実に5割程度あり得ます。あまり知られていないことですが、副鼻腔の中の上顎洞という部分が奥歯4本と近いところにあり、歯根に炎症が起きたまま放置していると鼻の片側だけ詰まることがあります。これが歯性上顎洞炎です。症状としては鼻づまりや、鼻水が喉を伝う後鼻漏(こうびろう)という症状があり、歯に原因がある場合は耳鼻咽喉科を受診してもなかなか完治しません。さらに重症化すれば鼻の内視鏡手術をしたり、問題の歯を抜いて詰まった鼻の自然孔をきれいに開いたりという外科的な治療が必要になります。歯性上顎洞炎の対処としては、原因となっている歯の治療をすることが先決です。予防するにも、日頃からむし歯にならないための歯磨きやメンテナンスが重要で、歯の痛みなど違和感があれば放置せずすぐに受診することが大切ですよ。