足根管症候群(ソッコンカンショウコウグン)の原因
足根管症候群は、足根管(かかとの近くの線維性の管)の周囲に炎症が起こり、この部分が腫れて神経を圧迫することで痛みが生じる。足首の捻挫や骨折などの外傷が原因になるほか、痛風や関節リウマチなどの病気でも炎症が起こると言われる。足根管症候群(ソッコンカンショウコウグン)の症状
代表的な症状は患部の痛みで、「焼けつくような痛み」「ピリピリする」などと表現されることがある。立ち上がったり歩いたりといった日常的な動作に痛みが伴うほか、靴を履いた時などに痛みが生じることもある。安静にすると痛みがやわらぐが、重症化すると安静にしていても痛みを感じるようになる。足根管症候群(ソッコンカンショウコウグン)の治療
炎症を軽減する目的で、コルチコステロイドと麻酔薬の混合薬(注射)や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が使用されることがある。また、足に包帯を巻いたり、靴の中に装具を入れたりすることも痛みの軽減に役立つとされる。- 受診科目
- 整形外科
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医師から聞いた
足根管症候群の対処(治療)方法
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適度な運動が健康への第一歩
足根管症候群とは足根管の神経圧迫により、足の裏にしびれが出る症状です。しびれが上まで行くことはなく、強い痛みなどが出ることはありません。ヘルニアや坐骨神経痛など、神経症状を持つ方の数%くらいは足根管症候群の方がいるのではと見られています。治療法としては保存療法が一般的で、内服やステロイドの局所注射で対応します。注射でも緩和しない場合は外科手術による治療で、足根管の神経を圧迫している組織を除去する必要があります。足根管症候群は神経を圧迫することで起きてしまうので、予防策としてはそうならないようにすることが大切です。日頃から長時間同じ体勢で足に圧迫がかかることはできるだけ避けるようにして、こまめに歩いたりストレッチをしたり、適度な運動をして体を解すようにするといいですよ。