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脳卒中(ノウソッチュウ)の原因

くも膜下出血、脳梗塞、脳出血[脳溢血]の項目を参照。

脳卒中(ノウソッチュウ)の症状

くも膜下出血、脳梗塞、脳出血[脳溢血]など、脳の血管障害の総称。疾患ごとにそれぞれ特有の症状があるが、手足のまひやしびれをともなうことがある。

脳卒中(ノウソッチュウ)の治療

くも膜下出血、脳梗塞、脳出血[脳溢血]の項目を参照。
受診科目
リハビリテーション科
脳神経外科
脳神経内科

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医師から聞いた
脳卒中の対処(治療)方法

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脳卒中における「FAST」とは?

脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで脳に障害が起こる病気で、「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」に分けられます。日本人の死因の上位に入り、命が助かっても手足の麻痺や言葉の障害など、後遺症が残ることが少なくありません。
脳卒中で最も大切なのは「早期発見と早期治療」です。治療が遅れるほど脳のダメージは広がってしまいます。そこで覚えておきたいのが「FAST」という合言葉です。

・F(Face)顔:顔の片側がゆがんでいないか
・A(Arm)腕:片方の腕に力が入らない、上げられない
・S(Speech)言葉:ろれつが回らない、言葉が出にくい
・T(Time)時間:症状が出たらすぐに救急車を呼ぶ

この中でひとつでも当てはまれば脳卒中を疑い、迷わず119番に連絡しましょう。
脳卒中の治療は急性期で終わりではなく、その後のリハビリテーションが極めて重要です。脳はダメージを受けても「可塑性」と呼ばれる回復力があり、早期から訓練を始めることで失われた機能を別の神経が補うようになります。寝たきりを防ぎ、自分で食事・着替え・歩行ができるようになるためには、発症直後からの積極的なリハビリが欠かせません。
さらに、退院後もリハビリを継続することが生活の質を大きく左右します。外来やデイケア、自宅での自主練習を積み重ねることで、少しずつできることが増えていきます。リハビリは「一時的な治療」ではなく、「生活を取り戻すための継続的なプロセス」なのです。
脳卒中は突然起こりますが、早期発見と治療、そして継続的なリハビリによって後遺症を最小限に抑え、自立した生活に近づくことが可能です。もしもの時のためにFASTを覚えておき、周囲の人と自分自身を守れるようにしましょう。

弘前 充嗣 院長
千里リハビリテーションクリニック東京
弘前 充嗣 院長
目黒区/大橋/池尻大橋駅
●リハビリテーション科
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