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多汗症(タカンショウ)の原因

原因の特定が出来ないものが多いとされるが、甲状腺疾患や低血糖、更年期、薬剤などが原因として推測されている。

多汗症(タカンショウ)の症状

文字通り、大量の汗をかくもの。全身性多汗症と、手のひらや足裏、脇(腋窩)、額など、特定の部位から汗をかく局所性多汗症とに区別される。

多汗症(タカンショウ)の治療

原因が明らかであれば、その治療が優先される。局所性多汗症のうち、腋窩多汗症に関しては、マイクロ波を用いて汗腺を破壊する治療や、脇の下の交感神経(胸部交感神経)をブロックする治療も行われている。
受診科目
皮膚科

この病気について1人の医師の見解があります。

医師から聞いた
多汗症の対処(治療)方法

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『多汗症』は「皮膚科」で診察し、治療できる病気です

『多汗症』になる原因は「体質」によるものです。まずは原発性なのか続発性なのかを分類しなければなりません。原発性なら特に原因はなく、続発性ならば甲状腺ホルモンが出過ぎていることがあるかもしれないので、採血をして調べます。症状については局所性ならば頭部や脇、手足などからだの一部に限局して汗が出ます。局所でなければ全身性ですが、背中のあたりに多いことや、頭も背中も汗が多いけれど手足には出ないなど症状に個人差があります。

治療法については、脇の場合には塗り薬が2種類あります。その他「イオントフォレーシス」という電気を流して汗の穴を閉じるという治療があり、複数回行うことで汗が出にくくなってきます。期間でいうと、1カ月間くらい、通院頻度は週に1回〜2回ほどになります。多汗症は完治がなく一生つきあっていく疾患なので、よくなってくれば通院頻度を減らします。

脇の多汗症で塗り薬が効かない場合は「ボトックス」を注射します。その他、自費治療になりますが汗の穴を閉じる「塩化アルミニウム溶液」を患部に塗る方法もあり、手足や顔、脇などどこでも使用が可能です。しかし「かぶれ」を起こしやすい成分なので、むやみに使うことができないということもあり、ご説明をして慎重に使用します。

全身の多汗症については汗を抑える内服薬もありますが、緑内障やその他持病がある場合は飲めません。さらに副作用で目や口が乾くため、様子を確認しながら処方しています。他には漢方を取り入れることもあります。

棟田 加奈子 院長
私の皮膚科
棟田 加奈子 院長
港区/北青山/外苑前駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科
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