うっ血性心不全(ウッケツセイシンフゼン)の原因
心不全は何らかの原因で心臓が機能障害を起こし、心臓のポンプ機能が弱まり、十分な量の血液を全身に送り出せなくなった状態。このうち、血液のうっ血(滞留)によって心不全が起こってしまったものをうっ血性心不全と言う。 うっ血性心不全は様々な原因で発症するが、心臓に血液を送る血管(冠動脈)が動脈硬化によって障害を受け、冠動脈が急激に閉塞して起こる急性心筋梗塞などの虚血性心疾患(虚血性とは、血液が不足した状態)や、心筋症、僧帽弁閉鎖不全症などの弁膜症、ウイルスの感染によって炎症が起こる心筋炎、不整脈や先天性心疾患などがある。うっ血性心不全(ウッケツセイシンフゼン)の症状
初期には夜間多尿が見られ、体重の増加や下肢のむくみ(浮腫)が現れる。重症化すると胸痛や就寝時の呼吸困難(夜間発作性呼吸困難)、倦怠感や激しく咳き込んだりすることがある。また、横になっていると呼吸が苦しい状態が、上半身を起こすと楽になる起座呼吸(きざこきゅう)という症状が見られることがある。うっ血性心不全(ウッケツセイシンフゼン)の治療
心不全の原因疾患に対しての治療が行われる。急性心筋梗塞の場合、カテーテル治療やバイパス手術が検討され、心臓弁膜症であれば弁置換術や弁形成術などの手術が検討される。うっ血性心不全そのものの症状の改善には薬物療法等が用いられるが、塩分の摂取制限を原則とした食事習慣の改善が不可欠となる。また、過度の運動は症状を悪化させるリスクはあるものの、運動不足や肥満もリスクとなるため、状態に合わせた運動を適宜行っていくことが大切である。- 受診科目
- 循環器内科
この病気について4人の医師の見解があります。
医師から聞いた
うっ血性心不全の対処(治療)方法
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食生活を含めた生活習慣を見直すことが症状の改善につながる
逆流性食道炎とは文字どおり、胃酸が食道に逆流することによってさまざまな症状が現れる病気です。私たちの胃は粘液で保護されていますから、たとえ胃酸にさらされても問題はありません。一方で無防備な状態の食道に胃酸が流れ込むと、胸やけなどの不快感や空咳(乾いた咳)といった症状がみられるようになります。
逆流性食道炎の原因は、胃と食道の間の筋肉が緩み、胃酸が食道のほうに上がってしまうことだと考えられます。肥満の方やしゃがんだ姿勢で作業することが多い方に多くみられ、飲酒習慣がある方、脂っこい食べ物や辛い食べ物が好きな方なども発症しやすい傾向があります。そのため予防法としては、こうした生活習慣を見直すことに加え、胃酸の逆流を防ぐ意味から「ベストを強く締めすぎない」「寝るときは体の右側を下に」といったことを意識していただくとよいでしょう。