梅毒(バイドク)の原因
トレポネーマ・パリダムという細菌がおもに性行為によって感染することによって発症する。梅毒(バイドク)の症状
性行為感染症の1つ。主に外陰部に赤いしこりが生じ、やがて全身に発疹が現われる。症状は出たり消えたりを繰り返しながら、感染から10数年かけて徐々に進行する。梅毒(バイドク)の治療
ペニシリンやミノサイクリンを用いた薬物療法がおこなわれる。- 受診科目
- 泌尿器科
- 性感染症内科
この病気について1人の医師の見解があります。
医師から聞いた
梅毒の対処(治療)方法
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ほかの病気と同じように「梅毒」も早期発見・早期治療が重要
梅毒とは、梅毒トレポネーマという細菌が粘膜を介して体内に入ることで生じる感染症です。発症すると性器周辺などの感染部位にしこりのようなものを感じるようになり、その後膿がたまって「おでき」のようなものができます。この段階であれば抗生物質を内服したり、抗生物質を1回注射したりするだけで治療は終了です。
一方、梅毒を放置して数か月すると体内に入った菌が血液に乗って全身に送られ、さまざまな症状を引き起こします。主な症状としては発疹、発熱、体のだるさなどが挙げられ、数年経過すると神経や血管の病気を合併することもあります。
梅毒は母親から胎児へと感染することが分かっており、生まれてきた子どもが「先天梅毒」と診断されるケースが増えています。梅毒を予防するためにも不特定多数との性交渉を控えること、性行為を行う際はコンドームを装着することなどを徹底しましょう。