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この病気について2人の医師の見解があります。

医師から聞いた
腸活の対処(治療)方法

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酪酸菌が癌を含めたあらゆる難病からの回復をはかる鍵となる

「腸活」という言葉が一般的になって久しいですが、最近トピックになっているのが、酪酸産生菌(ラクサンサンセイキン)の存在です。現代の難病と言われる多発性硬化症、パーキンソン病、過敏性胃腸炎、レビー小体認知症、さらにREM睡眠行動障害といった疾患を抱えている方の大多数は、酪酸を作る菌を多く持ってないことが明らかになってきています。また酪酸産生菌が少ないと、腸のバリア機能も損なうということが言われています。様々な分野で話題になることの多い海洋プラスチックや化学化合物、細菌までもがバリア機能の低下した腸から体内に入っていくと推察されています。逆に、本来なら腸から漏れてはいけないタンパク質などが出ていってしまうという現象も起きています。酪酸産生菌は抗がん剤の効果を高めることがわかってきていますが、その過程で様々なことが明らかになってきたのです。
腸活で重視すべきなのは、便秘です。たかが便秘ですが、通常通りに排便をおこなえていないことが酪酸産生菌の増殖をはばむ1つの要因となっています。私は訪問診療においても、便秘の有無や程度、そして改善に力を入れて取り組んでいます。

坂田 隆夫 院長
アゴラ内科クリニック
坂田 隆夫 院長
文京区/湯島/湯島駅
●訪問診療 ●内科 ●循環器内科

正しい腸活は、健康で快適な毎日と若々しさを支える第一歩に

近年、「腸活(ちょうかつ)」という言葉をよく耳にするようになりました。腸活とは、腸内環境を整える生活習慣を意識することで、健康増進や美容効果、さらには疾患リスクの低減を目指す取り組みが可能です。

私たちの腸の中には100兆個以上もの腸内細菌が住んでおり、これを総称して「腸内フローラ」と呼びます。この腸内フローラのバランスが、消化・吸収だけでなく、免疫力、ホルモンバランス、さらには心の健康にまで深く関わっていることが、研究で明らかになってきました。

腸内環境が乱れると、便秘や下痢、腹部の不快感といった消化器症状が出るだけでなく、肥満や糖尿病、動脈硬化、さらには大腸がんなど生活習慣病のリスクにもつながるとされています。また、肌荒れや老化の進行にも腸内環境が関わっており、美容の観点からも腸活は注目されています。

腸活の基本は、食生活と生活習慣の改善です。食物繊維や発酵食品を取り入れ、バランスの良い食事を心がけること。適度な運動や規則正しい睡眠も、腸内フローラを整える上で欠かせません。しかし「自分の腸内環境がどうなっているのか」を知ることなく腸活を続けても、効果が見えにくく、正しい方法を選べないこともあります。

そこで役立つのが「腸内フローラ検査」です。腸内にどのような菌が多いのか、バランスがどうかを客観的に把握することで、あなたに合った腸活のアドバイスが可能になります。たとえば便秘傾向に強い菌が多い場合や、免疫に関わる菌が少ない場合など、検査を通じて一人ひとり異なる腸の状態を明らかにできます。
クリニックでは、腸内フローラ検査を取り入れています。結果をもとに、食生活や生活習慣の具体的な改善方法をご提案し、健康維持や美容、病気予防につながる腸活をサポートします。

腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、全身の健康に大きな影響を与える臓器です。腸活に興味がある方はもちろん、便秘や下痢を繰り返す方、将来の病気予防に取り組みたい方も、ぜひ一度ご相談ください。正しい腸活は、健康で快適な毎日と若々しさを支える第一歩です。

上平  大輔 院長
新宿目白 胃・大腸内視鏡と肛門 うえひら消化器クリニック
上平  大輔 院長
新宿区/下落合/目白駅
●内視鏡内科 ●肛門外科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●健診・検診
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