肛門周囲膿瘍（コウモンシュウイシュヨウ）の原因
肛門の小さなくぼみ（肛門陰窩）から細菌が侵入し、奥にある肛門腺に感染することで膿瘍ができるもの。痔ろうの前段階と考えられている。肛門周囲膿瘍（コウモンシュウイシュヨウ）の症状
肛門部の周辺に膿がたまり、赤く腫れて激しい痛みとかゆみなどがおこる。炎症をおこすと発熱することもある。肛門周囲膿瘍（コウモンシュウイシュヨウ）の治療
切開し、膿みを出す手術がおこなわれる。排膿後に、抗菌薬と鎮痛薬が用いられる。- 受診科目
- 肛門科
この病気について2人の医師の見解があります。
医師から聞いた
肛門周囲膿瘍の対処（治療）方法
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患部の強い痛みを伴う「肛門周囲膿瘍」とは？
肛門周囲膿瘍とは、肛門の周囲に膿がたまった状態で肛門周囲に存在する肛門陰窩と呼ばれる小さなくぼみから細菌が入り込み感染を起こすことが原因とされています。下痢を繰り返す人や疲れやストレスなど免疫能力が落ちている人が発症しやすいと考えられています。強い痛みが生じ、熱感や発熱や倦怠感を伴うこともあります。
初期の段階であれば、患部を切開して膿を排出することで治療が可能です。しかし、病状が進行して「膿の通り道」が直腸につながると「痔ろう」と呼ばれる状態になり、入院して手術を行う必要があります。
肛門は自分の目で確認することができず、恥ずかしさから受診をためらう方も多いですが、早期発見・早期治療のためにも、積極的な受診をおすすめします。