膀胱がん(ボウコウガン)の原因
膀胱内の粘膜下層にとどまる表在性がんと、粘膜下層よりも下の筋層へ広がっている浸潤性がんとに区別される。表在性がんは転移はみられないものの再発しやすく、浸潤性がんは膀胱の奥まで広がって転移しやすいという特徴がある。化学物質や喫煙、尿路感染症との関連が指摘されている。膀胱がん(ボウコウガン)の症状
血尿、頻尿、排尿痛をともなう。40歳以上の男性に多くみられる。膀胱がん(ボウコウガン)の治療
癌の性質や病状によっても治療法は異なる。表在性がんの場合、内視鏡で癌を切除したのち、抗がん剤かBCGを膀胱内に注入する方法が用いられる。何度も再発をくり返したり、浸潤性がんへの進行が心配されるケース、もしくは浸潤性がんの場合は、膀胱をすべて摘出する根知的膀胱摘出術がおこなわれる。このほか、放射線療法や化学療法が用いられることもある。- 受診科目
- 泌尿器科