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医師から聞いた
急性ストレス障害(ASD)の対処(治療)方法

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防御反応は人によって異なる。選択肢が多い漢方薬が奏功

●防御反応は人によって異なる。選択肢が多い漢方薬が奏功
急性ストレス障害は基本的に、良いストレスと悪いストレスがあります。ご自身で乗り越えられプラスの経験となるものは良いストレスですが、どうにもならない、逃げられないものは悪いストレスになりがちで、それに対する防御反応は人によって異なります。あるものに執着し頭から離れないとなると、そのストレスに押しつぶされそうになる人もいます。ストレスに対して使う薬は西洋医学だと鎮静剤や安定剤など、少々頭がボーッとしてしまう薬が多いのですが、漢方薬は選択肢がいくつかあります。執着が強くなる方は喉の不調が出やすい傾向にあり、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、ストレスに追い詰められやすく焦燥感が募り物音にも過敏になる方は柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)が奏功します。言葉にならないほどの強い怒りを溜め込みやすい方は抑肝散(よくかんさん)という漢方薬をお勧めします。これは夜泣きのお子さんにも処方されることがあり、お子さんは親御さんの精神状態(ストレス)も大きく影響してしまうので、母子同服といって親御さんと一緒に服用する方法が昔から伝わっています。

本多 忠暁  院長
ほんだ内科醫院 船橋三山
本多 忠暁 院長
船橋市/三山/実籾駅
●内科 ●循環器内科 ●漢方内科 ●皮膚科
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