インフルエンザ(インフルエンザ)の原因
かぜのウイルスの1種であるインフルエンザウイルスの感染によっておこる。人から人への感染力が強く、流行をおこすことから流行性感冒とも呼ばれる。インフルエンザウイルスはA、B、Cの3種類がある。とくにA型は流行の範囲や規模が大きく、変異をくり返すため、再感染が多いのも特徴。インフルエンザ(インフルエンザ)の症状
39度前後の急な高熱と悪寒から発病。頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状が2~3日続き、その後、鼻水、鼻づまり、のどの痛みなどがおこる。インフルエンザ(インフルエンザ)の治療
感染初期(発症から2日以内)には、抗インフルエンザ薬が処方される。48時間を過ぎると効果が望めないため、以降は普通感冒と同じように薬で症状を抑え、苦痛を和らげる対症療法が選択肢となる。また、非ステロイド系抗炎症薬インフルエンザ脳症を引きおこす危険性があるため、小児への使用は厳禁とされる。- 受診科目
- 内科
- 呼吸器内科
- 耳鼻咽喉科
- 小児科
この病気について1人の医師の見解があります。
医師から聞いた
インフルエンザの対処(治療)方法
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予防接種で感染を完全に予防することは難しいが、重症化を防げる恩恵が大きい
今年(2024年)のインフルエンザの流行開始は大変早かったです。また咳・鼻水が先行して発熱となる患者様が多かったと思います。インフルエンザで高熱が出ると心配なのはけいれんです。一番多いのは熱性けいれんですが、特に乳幼児がけいれんを起こすと、もしや脳症・脳炎ではと心配になります。乳児のインフルエンザ脳症は致命的になることがある病気です。痙攣は熱のあがり始めに起こすことが多いです。左右差のある痙攣、15分以上持続する痙攣、いったん落ち着いてもまた繰り返す痙攣は複雑型熱性けいれんと言って、脳症・脳炎また脳波異常を伴う病気であることがあります。インフルエンザ予防接種はインフルエンザを完全に予防することはできません。防御率は6割程度と言われています。しかし、インフルエンザの重症化を防ぎ、インフルエンザ予防接種をした乳幼児はインフルエンザ脳症にならないといわれます。予防接種は生後6か月からできます。今からでも接種を検討しましょう