脂漏性皮膚炎(シロウセイヒフエン)の原因
頭、顔、わきの下、股などに常在している酵母のはたらきによってできるといわれる。新生児や乳幼児のは乳児脂漏性湿疹と区別される。脂漏性皮膚炎(シロウセイヒフエン)の症状
乳児によくみられる。頭皮やおでこ、眉毛の周りなど皮脂の分泌がさかんな場所に、薄い黄白色のかさぶたができる。それほど強いかゆみではないものの、全身に広がることがある。脂漏性皮膚炎(シロウセイヒフエン)の治療
ステロイド薬を使用するとともに、ビタミンBの内服が有効。入浴などでその部位を清潔に保つことが大切。- 受診科目
- 皮膚科
- 内科
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医師から聞いた
脂漏性皮膚炎の対処(治療)方法
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根本的な治療法として、抗真菌薬の使用が不可欠
マラセチアという真菌、つまりカビがお肌の皮脂と反応し、炎症を起こす物質が生じるのが脂漏性皮膚炎です。私たちは痂皮(かひ)と呼びますが、黄色いかさぶた状のものが皮膚に固着するもので、皮脂の多い部分、頭や顔、あるいは胸や陰部に生じます。
治療としては炎症を抑えるステロイドの外用と、マラセチア菌を抑制する抗真菌薬を患部に塗っていくことになります。それで症状がおさまっていけば、予防的に抗真菌薬を使っていくというのが一般的な治療の流れです。市販のお薬には抗真菌薬は含まれていませんので、根本的な解決とはなりません。ですから、見慣れない赤みなどが皮膚に認められたら、皮膚科で診察を受けていただくといいでしょう。