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過敏性腸症候群(カビンセイチョウショウコウグン)の原因

仕事の悩みや人間関係のトラブル等のストレスが原因であることが多いとみられている。そもそも胃腸は精神的な影響を受けやすい臓器であり、ストレスが腸管の運動や胃および結腸の反射を高め、腸管が過剰反応することで便通異常がおこる。

過敏性腸症候群(カビンセイチョウショウコウグン)の症状

下痢や便秘が4週間以上にわたって続く。下痢と便秘を交互に繰り返す場合もあり、腹痛などをともなう。

過敏性腸症候群(カビンセイチョウショウコウグン)の治療

規則正しく精神的に余裕のある生活をすることが大切。生活習慣、食事に気を配った上で、消化管の運動を助ける薬物を用いる。
受診科目
消化器内科
内科
心療内科

この病気について9人の医師の見解があります。

医師から聞いた
過敏性腸症候群の対処(治療)方法

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過敏性腸症候群(IBS)とは何か

下痢や便秘などの便通異常や、それに伴う腹痛や腹部不快感は、日常的に経験することが多いと思います。
このうち、腹痛あるいは腹部不快感が最近3か月の中の1か月につき3日以上あり、その症状が、
①排便によって軽快する
②排便頻度の変化で始まる
③便形状の変化ではじまる
の3つのうち2つ以上を満たす場合に過敏性腸症候群(IBS)と診断します。ただし、大腸に腫瘍や炎症などの病気がないことが前提になります。

IBSには、便の形状によって「下痢型IBS」、「便秘型IBS」、「混合型IBS」、3つに分類できない「その他」の4タイプがあります。IBSの原因はわかっていません。しかし、細菌やウイルスによる感染性腸炎にかかった場合、回復後にIBSになりやすいといわれています。特に若い方に関しては、ストレスが大きな要因となるとされています。

治療は、食事療法をはじめとするライフスタイルの改善、お薬による治療法があります。それぞれの症状に合わせた投薬、便の性状を整える高分子重合体の内服、漢方薬などが選択肢としてあり、うつや不安神経症が背景にある場合には、精神科領域の治療が必要になる場合もあります。

IBSは命に関わる病気ではありませんが、腹痛・下痢・便秘・不安感などの症状のために、日常生活に支障をきたすことが少なくありません。腹痛やおなかの不快感、便通異常が続くようなら、積極的に大腸内視鏡検査をうけていただき、大腸に病気がないかどうかを調べることをお勧めします。何もなければ安心できますし、それだけでも不安から解放され、症状が軽減する可能性もあります。

小山 元一
溝の口first内視鏡クリニック
小山 元一
川崎市高津区/溝口/溝の口駅
●内科 ●内視鏡内科 ●消化器内科 ●肝臓内科

過敏性腸症候群(IBS)について

過敏性腸症候群(IBS)は、腸に明らかな炎症や潰瘍がないにもかかわらず、お腹の痛みや張り、下痢や便秘などの症状を繰り返す病気です。腸は「第二の脳」と呼ばれるほど神経が多く、ストレスや生活リズムの乱れが大きく影響します。腸の動きや知覚が過敏になることで、ちょっとした刺激にも反応してしまうのが特徴です。
主な症状は、腹痛、腹部の張り、下痢や便秘、またはその両方が交互に起こるタイプもあります。便通があってもすっきりしない、通勤や外出時に不安を感じるなど、生活の質を下げてしまうことも少なくありません。
検査では、まず血液検査や便検査、腹部エコー検査、必要に応じて内視鏡検査を行い、炎症性腸疾患やがんなどの器質的な病気を除外します。そのうえで、症状の経過やストレスの関与を確認し、過敏性腸症候群と診断します。
治療は、症状のタイプに応じた整腸剤や腸の動きを調整する薬のほか、ストレスを軽減する薬や漢方薬を併用することもあります。症状を和らげるには、薬だけでなく生活習慣の見直しも欠かせません。特に、規則正しい食事と睡眠を心がけ、刺激物・アルコール・脂っこい食事を控えることが大切です。また、ストレス発散やリラックスできる時間を持つことも、再発予防につながります。
過敏性腸症候群は「体の異常」だけでなく、「心と腸のバランスの乱れ」から生じる病気です。焦らず、自分のペースで整えていくことが重要です。


『菊川内科皮膚科クリニック』では、薬の治療だけでなく、生活指導や管理栄養士による食事指導、心身のケアを含めた全人的な治療を行っています。お腹の不調でお悩みの方は、どうぞ安心してご相談ください。

小林 俊一 理事長
菊川内科皮膚科クリニック
小林 俊一 理事長
墨田区/菊川/菊川駅
●内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●皮膚科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科 ●糖尿病内科 ●呼吸器内科 ●アレルギー科 ●健診・検診
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