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皮膚科

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医師から聞いた
皮膚がんの対処(治療)方法

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早期発見・早期治療の道を開くのが開業医の大きな役割

皮膚がんといっても、様々な種類があります。最も有名なのがメラノーマかと思いますが、このメラノーマ、実際にはそんなに多くはないんです。最も多い皮膚がんは、基底細胞癌というものになります。基底細胞癌は、ほくろのような見た目のものもあれば、傷様のものもあり、ケロイドのように硬くなっているタイプなど、様々なものがあります。欧米では100人に1人が罹っているされるメジャーな癌ですが、高齢化に伴い、日本でも多くなってきています。
それから、パジェット病という癌があります。病院やがんセンターであればたくさん目にするものですけども、以前勤務していたクリニックで3例を経験しました。数は多くないものの、いずれの患者さんも共通して、半年ないし年単位の治療歴がありました。この癌はプライベートゾーンにできることが多いため、皆さん恥ずかしいこともあって病院に行きたがらず、それで診断が遅れるケースが多々あります。加えて、見た目が湿疹ぽいので、誤った治療がされ、それで診断が遅れるケースもあるのです。どの疾患にも言えるこですが 、正しい診断がなければ治療に結びつくことはありません。皮膚がんの早期発見・早期治療に携わることも、私たち開業医に課せられた重要な役割と認識しています。

上田 有希子 院長
原宿駅前皮膚科
上田 有希子 院長
渋谷区/神宮前/原宿駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●形成外科 ●美容皮膚科
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