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AGA(エージーエー)の原因

主に男性ホルモンの影響により、毛の生え変わりの周期が早くなり、毛包が大きくなる前に毛髪が抜けてしまうサイクルによるもの。遺伝的素因も関係していると見られている。

AGA(エージーエー)の症状

男性型脱毛症(androgenetic alopecia)の略称。男性ホルモンの影響により、特定のパターンで脱毛が進行している状態。男性の場合、前頭部からM字型に進行するパターンと、前頂部から円形に進行していくパターンがよく見られる。

AGA(エージーエー)の治療

外用薬や内服治療がおこなわれる。男性ホルモンの影響を受けない後頭部の毛包を脱毛が目立つ部分に移植する自家植毛治療もおこなわれる。
受診科目
皮膚科

この病気について1人の医師の見解があります。

医師から聞いた
AGAの対処(治療)方法

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AGA(男性型脱毛症)は進行性の病気だからこそ、早期の対処が大切

AGAは、加齢や遺伝の影響で、髪の毛の成長サイクルが短くなり、毛が細く弱くなってしまう脱毛症のひとつです。治療の中心となるのは、内服薬によるアプローチです。これは、毛の成長を妨げる酵素をブロックすることで、本来の太く強い毛が育つサイクルへと戻していくものです。例えるならば、もともと緩やかに下り坂を進んでいた毛量のカーブを、内服によって一時的に平行移動させて「時間を稼いでいる」状態です。ですから、治療は早い段階で始めた方が、その「貯金」を多く積み重ねることができるわけです。
一方で、既に毛根が活動を終えているような状態には、注射などの再生医療的なアプローチが必要になります。これは、土壌が痩せて草が生えなくなった土地に、肥料を与えたり、土地改良を行うようなイメージです。比較的軽度な場合には、ペプチドなどの注射で毛の成長を促し、より進行している場合には、幹細胞エキスやエクソソームといった再生系の注射を選ぶことになります。これらは、数万円単位の費用がかかることも多く、回数や内容に応じて治療計画を立てていく必要があります。
治療法は、内服と注射、それぞれ単独でも組み合わせても効果がありますが、特に内服は根本的なホルモン環境の調整に寄与します。注射はそれを補完する手段として、あるいは内服が難しい方の代替手段としても有効です。
ただし、女性にはこの内服薬は使用できません。AGAは「男性型脱毛症」という名前のとおり、男性ホルモンの働きによるものですので、女性が同じ薬を飲んでも効果がないどころか、むしろ有害となることがあります。女性の場合は、注射やサプリなど、別のアプローチが必要になります。
髪の悩みは、見た目の問題だけでなく、自己肯定感や生活の質にも深く関わるものです。治療の内容や費用、効果には個人差がありますが、大切なのはご自身の状態を正しく理解し、適切なタイミングで対応を始めることです。年齢や状況に応じて、「いつまで続けるか」も含め、無理のない選択をしていただきたいと思っています。

齋藤 真理子 理事長
医療法人社団 山本メディカルセンター
齋藤 真理子 理事長
逗子市/桜山/逗子駅
●皮膚科 ●形成外科 ●美容皮膚科 ●内科 ●呼吸器内科 ●消化器内科 ●健診・検診
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