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医師から聞いた
性感染症の対処(治療)方法

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性感染症の多くは症状がない??

性感染症も様々な情報をネットで見ることができますが、そこに載っている情報の多くは、いわゆる典型例であることが多いのです。性感染症に限りませんが、実際の現場で診療していると、そうした典型例に当てはまらないケースも多く、その1つに「症状が全くない」というものがあります。
世界的に見て、最も多い性感染症がクラミジアと言われています。このクラミジアも、女性のおおよそ7割から8割、男性も約半数が症状がないと言われています。症状が当てにならない状況で、何がポイントになるかと言えば、粘膜の接触があったかどうか、ということになります。接触があれば、リスクは存在するということです。

「症状がないのであれば、気にする必要はないの?」という質問をよくいただくのですが、無症状であってもパートナーに感染するリスクがありますし、深刻なのは、症状がないことでゆっくりゆっくり、より深くまで感染が及ぶということです。男性で言えば、尿道だけにとどまってくれればまだ良いのですが、時間が経つと感染は前立腺や精巣にまで及んでしまうことがあり、それが精巣だった場合、男性不妊の要因ともなります。

無症状だから安心、というわけではありません。むしろ、症状があれば医療機関を受診する機会へとつながりますから、無症状はより深刻と言えるでしょう。がんなどと同じく、性感染症も早期の発見、早期の治療が望ましいことは言うまでもありません。ご結婚を控えておられたり、新しいパートナーと生活を始めるなど、節目節目には検査を受けられた方がよろしいかと思います。

板東 大晃 院長
KANDA NISHIGUCHI CLINIC(神田西口クリニック)
板東 大晃 院長
千代田区/内神田/神田駅
●性感染症内科 ●泌尿器科 ●皮膚科 ●内科 ●美容内科
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