びまん性脱毛症の原因・症状とは?
びまん性脱毛症(ビマンセイダツモウショウ)の原因
びまん性脱毛症とは、髪の毛全体のボリュームが徐々に減っていく脱毛症。特に40〜50代以降の女性に多いとされるが、若い世代や男性にも見られることがある。主な原因としては、加齢やストレス、睡眠不足、過度なダイエットなどによるホルモンバランスの乱れが挙げられる。また、血流不足や栄養不足により、頭皮や毛髪に十分な栄養が届かなくなることも一因となる。さらに、強い精神的ストレス、病気、薬剤、出産後のホルモン変化などをきっかけに、毛髪の成長サイクルが乱れることで発症する場合もある。
びまん性脱毛症(ビマンセイダツモウショウ)の症状
髪の毛が部分的ではなく、全体的に薄くなることが特徴。髪のハリやコシが失われ、分け目や頭皮が目立つようになってくる。抜け毛が増えた、髪が細くなった、ボリュームが出にくくなった、と感じるケースも多い。進行は比較的ゆるやかなため、初期には気付きにくいこともある。見た目の変化から精神的な負担につながることもあり、人前に出ることを避けるなど、生活面に影響を及ぼす場合もある。
びまん性脱毛症(ビマンセイダツモウショウ)の治療
まずは原因を見極めることが重要。生活習慣の乱れやストレスが背景にある場合は、十分な睡眠や栄養バランスの取れた食事、ストレス管理などを心がける。過度なダイエットや喫煙、過剰な飲酒など、頭皮環境に悪影響を与える生活習慣の改善も大切となる。また、貧血や甲状腺疾患など、背景に疾患が隠れている場合には、その治療を行う。症状に応じて育毛剤や外用薬などを使用し、毛髪の成長を促す治療が検討されることもある。抜け毛や頭皮の異常が続く場合には、早めに皮膚科へ相談することが望ましい。
【受診科目】
- 皮膚科
- 婦人科
※1人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
びまん性脱毛症の原因・症状・治療方法
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女性の薄毛の最たる要因
びまん性脱毛症は、一般的にはこの病名あまり知られていないものの、女性に多くみられる脱毛症です。いわゆる「FAGA(女性型男性型脱毛症)」と混同されることがありますが、男性ホルモンの影響で前頭部を中心に薄くなるこの疾患とは異なり、びまん性脱毛症は前・横・後ろを含め、頭部全体の髪が均一に少しずつ減っていくのが特徴です。髪が細くなり、全体のボリュームが徐々に低下し、抜け毛が増え、光の当たり方によって地肌が透けて見えるようになることで気づく方が多く、特に35歳から45歳頃に自覚されるケースが目立ちます。もちろん若年で発症することもあります。
原因については明確に確立されているわけではありませんが、遺伝的背景が関与している可能性が指摘されており、自己抗体等の毛根を攻撃する因子により、脱毛が進行すると考えられています。
治療法については、HARG療法がこの病気に対する親和性が高く発毛効果が実証されています。しかし、「対症療法」ではありますが、一般的には毛根の血流を改善する薬剤が用いられていることが多いようです。ただし、これらは毛を太くして抜けにくくする作用が中心なので、使用を中止してしまうと毛根への血流が急に低下してしまうので脱毛して元に戻ってしまいます。また、副作用の一つとして「多毛」があり、毛髪のみならず全身に体毛が生えるといった現象が起こることもあります。
いずれにしても、症状や体質には個人差があるため、正しい診断のもとで適切な治療方針を選択することが大切です。悩みを一人で抱え込まず、実績のあるクリニックに相談することが解決への早道だと思います。
四谷ローズクリニック
吉澤 和彦 理事長
- 新宿区/四谷/四ツ谷駅
- 美容皮膚科