自毛植毛の原因・症状とは?
自毛植毛(ジモウショクモウ)の概要
自毛植毛とは、脱毛した部分に自分の頭髪を移植することにより、薄毛の解消を目指す治療のことを指す。治療には保険が適用されず、自費診療となる。治療では頭皮ごと自分の頭髪を移植するため、AGA(男性型脱毛症)を根本的に解決することが期待できる。治療が成功すれば、天然の頭髪と同じように髪が伸び、カット・パーマ・カラーも可能になる。一方で、移植後は一定の割合でショックロス(移植した周囲の毛髪が抜け落ちる)が起こるほか、移植用の頭髪を採取する際に傷あとが残ることもある。
【受診科目】
- 皮膚科
- 形成外科
※1人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
自毛植毛の原因・症状・治療方法
1件中 1 ~1 件を表示
メンテナンスがいらないことが最大の特徴
前頭部・頭頂部付近の毛と、後頭部の毛では遺伝子が異なります。決定的なのは、前者が男性ホルモンの受容体を遺伝的に持っているのに対し、後者にはそれがなく、遺伝的に男性ホルモンの影響を受けないという点です。自毛植毛とは、男性ホルモンの影響を受けない後頭部の毛を薄くなった部分に移植するものになります。1年経てばほぼ生えそろってきますし、繰り返しますが、ホルモンの影響を受けないわけですので、後頭部の毛が残っている限りは、ほぼ生涯にわたって生え続けるということになります。
もともと自分の組織を移植するわけですので、拒絶反応はありません。さらに大きいのが、メンテナスがいらないことです。カツラも何年か経過して摩耗すれば、新しく作り直さなければなりません。人工毛は常に手を入れる必要があり、お薬も1ヶ月に1回は通院する必要があります。メンテナンスいらず。この点が自毛植毛の最大の特徴と言えるでしょう。
紀尾井町クリニック
林 光輝 理事長
- 千代田区/紀尾井町/赤坂見附駅
- 形成外科 ●美容外科